フランス 15日よりロックダウン解除、しかし感染者数高止まり、夜間外出禁止再導入

2020.12.11
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フランス15日からロックダウン解除

12月11日(金)、昨日10日(木)カステックス(Jean Castex)首相は15日から予定されているロックダウン解除の詳細を発表しました。クリスマス休暇期間の移動は予定通り許可されましたが、感染者数が高止まりしている状況から、夜間外出禁止の開始時間を早めるなど規制を強化しました。

 

感染者1日15,000人も日中の移動は自由に、夜間外出禁止20時から6時まで

12月10日の1日の感染者は前日から約1,000人増の14,750人となり、依然として高い数値となっています。

フランスの一日の感染者数は、11月後半に2万人を切ってから現在まで15,000人前後で高止まりしています。これはロックダウン解除の条件の一つであった一日の感染者数5,000人以下の目標を大幅に超えています。そのため、予定されていた昨日の政府の発表では、ロックダウン解除後の規制の一部を緩和から強化へ方向転換しています。

前回の発表で、ロックダウン解除とともに導入される夜間外出禁止は21時から翌朝6時となっていましたが、最終的に20時から6時までと開始が1時間早められました。

これに伴い、商店の営業時間も20時までと1時間短縮されます。

夜間外出解禁は、24日のクリスマス・イブだけに

クリスマス・イブとニューイヤーズ・イブは例外的に夜間外出が許可されるはずでしたが、若者のパーティなどが警戒される31日の大晦日は夜間外出禁止となりました。

クリスマスイブの家族の集まりに関して、首相は前回同様「大人6人まで」とし、更に高齢の祖父母に再会する前の4日間は人との交流を避けるように呼びかけました。

劇場、映画館はまたおあずけ

期待されていた劇場、映画館、美術館、博物館など人の集まる場所の再開は見送られ、今後の状況をみて3週間後の1月7日に再度発表されることになりました。

 

教会のミサに新たな規制

今月3日より、それまで30人未満に限定されていた教会やモスクなどの参加人数は、30人を超えても良いことになっています。但し、参加者1人に対し6平米のスペースを確保することが義務となり、よって参加人数の上限は場所の広さによって決まります。

今回の発表で、教会内の席の間隔を参加者毎に2席以上開けること、更に一列おきに着席させるなどの新たな規制が設けられました。

特にカトリック教会では、例年25日のクリスマスのミサだけ帰省先の教会で参加する信者がいますが、フランス最初のクラスター発生が宗教集会だったこともあり、政府はクリスマス時期も条件を緩和しない方針を明らかにしました。

 

違反者28万人、コントロール強化

内務大臣ジェラール・ダルマナン(Gérald Darmanin)によると、10月末からの2度目のロックダウン開始から今日までに約290万件の取り締まりを行った結果、285,000件もの違反があり罰金が徴収されてます。

大臣は15日以降、取り締まりをさらに強化すると発表しています。

昼間の外出は証明書なしに

夜間外出禁止が導入されると、昼間の外出はロックダウン中に義務だった「例外的外出証明書」が不要になりますが、20時以降の国内の移動など、全ての外出には引き続き証明書が必要となります。

今回の発表でフランス政府は目標数値に至らないままの解除に苦渋の策とも言える規制を導入しましたが、医療関係者からは第三波を懸念する声が高まっています。

執筆:マダム・カトウ

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