7月14日はフランス夏の風物詩『パリ祭』 軍事パレード、今年は欧州色全面に

2019.07.12

7月12日(金)、毎年7月14日に開催されるパリ祭ですが、今年もパリ、シャンゼリゼ大通りでは恒例の軍事パレードが行われます。今年はヨーロッパ色が濃いパレードになりそうです。

 

《共に行動しよう》のスローガンの下、欧州10カ国軍代表もパレード

フランス軍と共に、今年はドイツ、ベルギー、デンマーク、スペイン、エストニア、フィンランド、オランダ、ポルトガル、イギリス軍の代表がパレードに参加します。

今年の招待客は、ドイツのメルケル首相をはじめとするIEI(Initiative européenne d’intervention)参加国の代表のほか、今年で任期を終える欧州委員会のユンケル委員長が参加します。

 

総勢4299名、軍事パレードのスケジュール

10:00 フランス軍最高指揮官であるマクロン大統領がフリードランド通り(avenue de Friedland)に登場

10:15 コンコルド広場にてフランス総合参謀総長およびフィリップ首相などによる表敬

10:35 パトルイユ・ド・フランス(la Patrouille de France)と呼ばれる、フランス空軍のアクロバットチームがシャンゼリゼ通りの上空に現れ、述べ67機の軍用機が続いて登場

10:45 ヨーロッパIEI加盟各国の軍代表を先頭に、パレードがスタート

続いてフランス軍のパレード隊が行進します。行進の最後尾は恒例の外人部隊(la Légion étrangère)で、独自のゆっくりとした歩調でシャンゼリゼ大通りを闊歩します。

フィナーレには、196台の軍用車、憲兵隊の騎馬兵237騎および40機のヘリコプターが登場、総勢4299名が凱旋門からコンコルド広場まで行進するパレードが終了します。

その後負傷兵への表敬がおこなわれ、最後は国歌、ラ・マルセイエーズを合唱して終了します。

14日夜の花火 今年のテーマは連邦

パリでは14日の23時から30分間にわたりエッフェル塔から12のモチーフの花火が打ち上げられます。(ニースなどでは13日夜)

花火をご覧になりたい方は、20時ごろからシャン・ド・マルス公園、ドロカデロ広場、アルマ橋、ポンヌフ橋、アレクサンドル3世橋などにお出かけください。今年のテーマは「連邦」(Fédération)です。

ちなみに、花火鑑賞の特等席はモンパルナスタワーの56階のレストラン、バトームーシュの19時の便、トロカデロ広場のレストラン、Terrasse du Café de L’Hommeなどです。いずれも予約が必要です。

当日のパリ市内の交通

トロカデロ広場周辺の交通は14時以降封鎖されるため車での通行はできなくなります。シャンゼリゼ付近の地下鉄の駅が一部閉鎖されます。パリの地下鉄は深夜の運行時間が1時間延長されます。

花火を見るのに最も近い地下鉄およびRER(郊外列車)の駅は下記の通りです。

  • 8番線 : La Motte-Piquet, La Tour-Maubourg, Invalides
  • 6番線 : Cambronne
  • 10番線 : Emile Zola, La Motte-Piquet, Ségur
  • 13番線 : St-François-Xavier, Varenne, Invalides
  • RER : Javel, Invalides ou Austerlitz

 

執筆:マダム・カトウ

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