9月27日(金)、パリの秋の風物詩としてすっかり定着したテクノミュージックの祭典《テクノパレード》(Techno Parade)が、明日28日に開催されます。今年で21回目を迎えます。
1998年に初開催、パリの一大イベントへ
《テクノパレード》がパリで初めて開催されたのは、今から21年前の1998年です。後にフランス最大のミュージックイベントとなるこのテクノパレードは、巨大なサウンドシステムやダンサー達を乗せた36台のトラックでスタートし、20万人を動員しました。主催者はテクノポル(Technopol)という非営利団体です。
DJとスピーカーを乗せたフロート車(山車)の移動にあわせ、人々が踊りながら街中を練歩くベルリンの《ラブパレード》(Love Parade)を見た元文化大臣(Ministre de la Culture)のジャック・ラング(Jack Lang)氏がフランスでの開催を奨励したことから、パリの一大イベントに発展しました。
《テクノパレード》の動員数は2015年には過去最高に達し、動くサウンドシステムと化した10台のトラックと60人のDJが、フランス各地および世界中から来た40万人のダンスフリークを熱狂させました。
2019年の《テクノパレード》、ルーブル美術館前からイタリー広場へ
明日9月28日(土)12時にルーブル美術館(Musée du Louvre)前のセーヌ河岸からスタートし、セーヌ川沿いを練歩き、オーステルリッツ駅(Gare d’Austerlitz)付近からセーヌ川の南側のパリ左岸を通ります。
毎年バスティーユ広場(Place de la Bastille)が終点だったパレードですが、今年は工事中のため、イタリア広場(Place d’Italie)が巨大なダンスフロアーと化します。
パレードは、フランソワ・ミッテラン河岸通り(Quai François Mitterrand)を出発し、ルーブル河岸通り(Quai du Louvre)などセーヌ川沿いの道路を東に向かって進みます。パリ市庁舎前のオテル・ドゥ・ヴィル河岸通り(Quai de l’Hôtel de ville)を通り過ぎ、モルラン大通り(Boulevard Morland)をさらに東に進んだ後、オーステルリッツ橋(Pont d’Austerlitz)を通って左岸に向かいます。そして、ロピタル大通り(Boulevard de l’Hôpital)を抜け、終点イタリア広場に到着する予定です。パレードは19時終了予定です。
テクノパレードのオフィシャルサイトはこちら