パリ 中国の旧正月が盛大に祝われ多くの人で賑わう

2019.02.06
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中国の旧正月(春節)の元日にあたる5日(火)、パリのあちこちで旧正月を祝うイベントが開かれ、多くの人で賑わいました。今年は中国語で「ブタ」を意味する猪年で、13区の中華街を始め、パリ中心部のマレ(Le Marais)地区や20区にあるベルヴィル(Belleville)など中華系住民が多く住む地区では、中国様式の提灯やブタの装飾が施され、異国情緒が溢れました。

 

旧正月(春節)

中国や多くの東アジアの国々では、旧暦の正月である旧正月を盛大に祝います。旧正月は1月21日頃から2月20日頃まで毎年変わり、2019年の旧正月は2月5日が元日です。中国では5日から7日(木)までがお正月三が日で、祝日として制定されています。

この間、中国国内だけでなく、世界各地の中華街では旧正月を盛大に祝い、その土地の風物詩にもなっています。

パリでも春先の大イベントに

パリでも毎年旧正月が盛大に祝われ、およそ20万人が訪れる大イベントとして定着しています。

今年も、3区と4区にまたがるマレ地区には中国様式の提灯があちこちに飾られ、壁や道路などにも新年を祝う文字や絵などが描かれました。マレ地区以外でも、獅子舞や龍の舞いなど、伝統的な舞踊が行われ、街全体が中国一色に染まりました。

また、パリだけではなくフランスの主要な都市でも同じように旧正月が祝われています。

中華系住民だけでなく様々な人種が参加

旧正月のイベントには、中華系の住民だけなく様々な人々が参加し、現在では「中華系住民のための行事」だけではなく、春先を祝うパリのイベントとして、地域に根付いています。

 

70年代より急増している中華系住民

フランス国立統計経済研究所、INSEE(L’Institut National de la Statistique et des Etudes Economiques )によると、フランスに居住する中華系の住民は60万人以上に上ります。1970年代から多くの中国人がフランスへ移住し、その後フランスで生まれた「中華系フランス人」も数多くいます。

13区は中華街

旧正月のイベントが開かれた13区は、中華街として知られていますが、中国だけでなく、ベトナムやカンボジアなど東南アジア諸国からの移民が多く住んでいる、「アジアンタウン」です。アジア食品を扱う大型のスーパーやアジアン料理店などがひしめき、アジア系住民の台所となっています。

春節の連休には多くの中国人が

中国では、大晦日の2月4日(月)から2月10日(日)までが春節の大型連休となり、フランスを始め世界中の観光地には中国から多くの観光客が訪れます。

旧正月には普段とは表情を一変させるパリ。この時期、一味違うパリを訪れてみてはいかがでしょうか。

執筆:石毛 順子
編集:Daisuke

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