ヴァカンスが終わると気分はクリスマス シャンゼリゼ大通りでクリスマスのイリュミネ―ションの設置が始まる

2018.09.12

先週月曜日に夏のヴァカンスが終了し、新学期が始まったばかりのフランスですが、パリの有名な観光名所であるシャンゼリゼ大通り(Avenue des Champs-Élysées)では、既にクリスマスの為のイリュミネ―ションの設置作業が行われている、と地元メディアが報じました。※写真は過去のイリュミネ―ション

 

シャンゼリゼ大通り

シャンゼリゼ大通りは、パリ市内の8区をほぼ東西に横切り、コンコルド広場(Place de la Concorde)からエトワール凱旋門(L’arc de triomphe de l’Étoile )までのおよそ3㎞を結ぶ大通りで、フランスでは「世界で最も美しい通り(la plus belle avenue du monde)」と言う表現が使われています。

道幅はおよそ70mあり、車道と歩道の間には手入れされたマロニエの木が並んでいます。両側の歩道沿いには高級ブティックやカフェなどが揃い、観光客に人気のスポットとなっています。

有名な歌「オー・シャンゼリゼ(原題:Les Champs-Élysées)」でも世界的に知られる、世界で最も有名な通りの一つです。※邦題の「オー・シャンゼリゼ」は歌詞に出てくる「aux Champs-Élysées(シャンゼリゼで)」という意味が基になっています。

シャンぜり大通りは、名古屋の久屋大通、東京の銀座、ニューヨークの5番街など、世界の7つの大通りと友好提携を結んでいます。

 

今年のイリュミネ―ションは

今年のイリュミネ―ションは、11月の末に点灯が開始される予定ですが、現地の報道によると、その2ヵ月以上前である数日前から既に、シャンゼリゼ大通りでイリュミネ―ションの設置が開始されているということです。

11月末まで今年のイリュミネ―ションに使われる色、電灯の数、デザインなどは一切公表されていませんが、シャンゼリゼ委員会は「準備は順調に進んでおり、昨年までと同じ時期に行うことができる」と述べています。

現地記者の質問に対して、設置作業を進めていた作業員は「飾りを付けるためのアーチを設置している」とだけ答え、その詳細は明かされませんでした。今後、側道の400本の木すべてに、合計でおよそ100万個を超える電球が設置されていきます。

 

予算はおよそ5億円超

シャンゼリゼ委員会のジャン=ノエル・レナール(Jean-Noël Reinhardt)委員長は、「昨年までの4年間、我々は『Scintillance(輝き)』というテーマのイリュミネ―ションを設置してきた。そして、昨年私たちは2018年から新たなイリュミネ―ションを設置すると述べたが、昨年までと同様のイリュミネ―ションを追加で設置することになるかもしれない。」と述べました。

更に、「新しいイリュミネ―ションの作成にはおよそ400万ユーロ(日本円でおよそ5億1600万円/1ユーロ:129円計算)の予算が必要で、私たちはその資金を調達しなければならない。」と資金が調達できていない状況も明らかにしました。

 

イリュミネ―ションの期間は

イリュミネ―ションは11月末から、年をまたいだ2019年の1月第1週まで、毎晩午後5時から翌日の午前2時まで点灯されます。

今年のイリュミネ―ションは一体どのようなものになるなのでしょうか。楽しみはしばらくおあずけになりそうです。

執筆:Daisuke

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