3日(水)、ルーブル美術館(Musée du Louvre)のピラミッド(La Pyramide)が出来て30年を記念して、ルーブル美術館と宿泊施設や民泊施設の仲介大手エアビーアンドビー(Airbnb)が、ルーブル美術館を一夜限り・一組限定のホテルに変身させることが発表されました。
ルーブル美術館を一晩ひとり占め
今回のこの企画は、ルーブル美術館に設置されているピラミッドが建設されて30周年になることから、ルーブル美術館とエアビーアンドビーが共同で企画しました。
4月30日(火)、ルーブル美術間が閉館した後、抽選※によってえらばれたゲスト一組(2名)が、ホテルに生まれ変わったルーブル美術館を舞台に国賓級のもてなしを受けることができます。
※公式サイト日本語版に従い「抽選」と表記しています。
ガイドによる2人だけの為のツアー
2人だけの為に貸し切りになったルーブル美術館を、専属の美術史ガイドによる、大統領や著名人、国賓など、一部の限られた人しか経験することができない、特別なツアーを受けることができます。
モナ・リザと一緒にアペリティフ
ルーブル美術館の代名詞とも言うべきモナ・リザ(La Joconde)の部屋をリビングルームに見立て、食前酒を楽しむことができます。
ミロのヴィーナスを交えてディナー
愛と美と性をつかさどる女神、ミロのヴィーナス(la Vénus de Milo)の足元でパーソナルシェフによる豪華なディナーが提供されます。
食後はナポレオンの間でコンサート
ディナーを終え夜が深まると、荘厳なナポレオン3世(Napoléon III)の居室・大サロンで、2人だけのためにクラシックコンサートが開催されます。
夜はピラミッドの下で
一日の締めくくりは、ルーブル美術館のシンボルであるピラミッドの下に作られた寝室で、星空を眺めながら眠ることができます。また、翌朝は、朝食をベッドでゆっくりと食べることができます。
非日常の経験を
ルーブル美術館のアンヌ=ロール・べアトリクス(Anne-Laure Béatrix)総支配人は「ゲストの為に特別に準備されたこの美術館で、一夜限りの特別な非日常の経験をゲストに提供できることを嬉しく思います」と述べています。
Airbnbとタイアップしたこの企画は、メディアで広く取り上げられ、大きな話題となっています。
応募方法
応募は18歳以上で、Airbnbにアカウントを持っていること、また以下の国か地域に住んでいることが条件です。
アイルランド、アメリカ合衆国、アルゼンチン(メンドーザを除く)、イギリス、イタリア、インド、オーストラリア、オーストリア、オランダ、カナダ、韓国、シンガポール、スイス、スウェーデン、スペイン、タイ、台湾、中国、デンマーク、ドイツ、日本、ニュージーランド、ブラジル、フランス、ベルギー、ポルトガル、香港、マレーシア、メキシコ、ロシア(50音順)
応募はコンテスト方式
応募は、Airbnbの応募用サイト(フランス語版)もしくは応募サイト(日本語版)から、必要事項を記入し、「モナ・リザのゲストは自分をおいて他にはいない(Qu’est-ce qui fait de vous la personne idéale pour rendre visite à Mona Lisa ?)」と思う理由を400字以内で答える必要があり(フランス語の場合は800字以内)、解答の創造性と独創性をもとに当選者が選ばれます。
応募の締め切りは4月12日(金)23:59(中央ヨーロッパ標準時)。この機会に、是非挑戦してみてはいかがでしょうか。
執筆:Daisuke