バカンスは節約傾向に この夏はフランス人の850万人が民泊を利用

2019.09.04
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3日(火)、現地の報道が、この夏フランス人のおよそ850万人が、民泊斡旋サイト「Airbnb(エアビーアンドビー)」を利用していた、と発表しました。その内60パーセントがフランス国内、40パーセントがスペインやポルトガル、イタリアなどの近隣諸国を選んでいて、バカンスでの出費を抑えようとする傾向が明らかになりました。

 

アメリカに次ぐ世界第2位の巨大市場

現地の機関紙、ル・パリジャン(Le Parisien)紙は、6月1日から8月31日までの3ヶ月間で、民泊斡旋サイトAirbnbを利用したフランス人は、850万人に上ると発表しました。現在フランスは、アメリカに次いで世界で2番目に大きなAirbnbの市場に成長しています。

黄色いベスト運動などは影響せず

Airbnbフランスの責任者であるエマニュエル・マリル(Emmanuel Marill)氏は、「我々は力強く成長し続けている」と語り、黄色いベスト運動(Mouvement des Gilets jaunes)やノートルダム大聖堂(Cathédrale Notre-Dame de Paris)の大火災の影響はなく、2018年の同時期に比べると2桁の増加だったと明らかにしました。

一方で、この夏フランスを繰り返し襲った熱波に関して利用者に対して注意を促していたとのことで、Airbnbに限らず、この夏、フランス各地のホテルなどでは、熱波の影響でキャンセルが相次いでいました。

行き先は国内が6割

Airbnbを利用した850万人の行き先は、6割に当たるおよそ500万人がフランス国内、残りの4割のおよそ340万人がイタリアやスペイン、ポルトガルなどの近隣諸国で、より近場で過ごしている傾向が明らかになりました。

一方、Airbnbを利用してフランスに滞在した全旅行者数は800万人で、その内500万人がフランス人、次いでアメリカ人、イギリス人、ドイツ人、ベルギー人となっています。

マリル氏は「手ごろな宿泊料金を提供することで、子供たちと一緒に家族で数日間バカンスを過ごすことが出来る」と述べています。主に家族連れなどに大きな支持を集めていることや、25歳から35歳までの若い世代がより近場で過ごすことを好むことが、今回の結果の背景の一つとみられています。

自宅の近所で過ごすバカンスが人気

南仏を中心に、およそ100万人が自分が住んでいる地域と同じ地域でバカンスを過ごしていたことが、明らかになりました。また、9万人のパリ市民がパリ近郊の街で過ごしていたことも、注目を集めています。

 

Airbnbで副収入を

Airbnbで住宅を提供し、副収入を得られることも魅力の一つです。

宿泊料金の相場は、フランス北東部のブルゴーニュ(Bourgogne)やグラン・テスト(Grand-Est)地域圏などでは、1泊48ユーロ(おそ5,600円/1ユーロ:117円計算)、南部のコート・ダジュール(Côte d’Azur)では一泊74ユーロ(およそ8,660円)、イル=ド=フランス(Ile-de-France)地域圏では一泊89ユーロ(およそ10,400円)、パリでは一泊150ユーロ(およそ17,600円)です。

夏の間にAirbnbで得られる収入は、1,500ユーロ(およそ175,500円)から4,500ユーロ(およそ526,600円)で、年間を通じて収入の平均は、2,000ユーロ(およそ234,000円)とのことです。

宿泊費を節約しながら副収入を得る。新たなバカンスのスタイルがフランスで広がっています。

執筆:Daisuke

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