金曜日から続くモンパルナス駅の混乱 火曜日まで続く見通し バカンス客の足を直撃

2018.07.30
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先週の金曜日(7月27日)に、パリ郊外のイシー・レ・ムリノ―(Issy-les-Moulineaux)市の変電所で起こった火事によって、パリのモンパルナス駅(Gare de Montparnasse)の電気系統がダウンし、同駅を発着するすべての列車の運行が停止しました。また同時に、東駅(Gare de l’Est)でも電気系統のトラブルが発生した為、パリの主要駅に影響が出て、バカンスへ出発する乗客の足を直撃しました。

 

変電所の火災

27日(金)午前11時45分、イシー・レ・ムリノー市にある、フランス電力(Électricité de France / EDF)の子会社である送電事業会社RTE(Réseau de Transport d’Électricité)の変電所で大規模な火災が発生しました。火は駆けつけた消防隊によっておよそ2時間後の13時30分に消し止められ、けが人などはいませんでした。

この火災によって、イシー・レ・ムリノ―市内の複数個所で停電が発生しました。また、火事が起こった変電所からおよそ3㎞ほど離れたモンパルナス駅では、この火災の為に電気系統がダウンし、同駅を発着するほぼすべての電車が運休しました。

 

SNCFはバカンスへの出発延期を呼びかけ

今回の火災によって、モンパルナス駅を発着する列車は、火災が起こった日はほぼすべてが、また翌日以降も全体の60パーセントから70パーセントの運行数となっていて、SNCF(Société Nationale des Chemins de fer Français / フランス国鉄)は旅行者に対してバカンスへの出発時期を延期するように呼び掛けています。

また、SNCFのギヨーム・ぺピィ(Guillaume Pepy)最高取締役社長は、RTEに対して「なぜこのような火事が起こったのか、別のルートを使って電力を供給することはできなかったのか」疑問を呈しました。RTEにたいして損害補償を請求する考えであるとも述べています。

 

モンパルナスでは2017年の同時期にも混乱が

モンパルナス駅では、昨年(2017年)の7月30日にも、パリ近郊の信号設備で故障が発生し、3日間電車の発着ができず、多くのヴァカンス客が同駅で足止めを余儀なくされる混乱があったばかりです。また、同年の12月にも技術的トラブルにより、電車の運行ができなくなるなど、モンパルナス駅では、1年間で3回もの大きな混乱が発生しています。

今回の原因は、送電線業者によるものとはいえ、度々大規模な混乱が起きる事から、市民の間でも「夏にはバカンスに行かないほうがいい」と揶揄されています。
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2017.12.04 モンパルナス駅、またも技術トラブルで大混乱

 

電気系統復旧は本日、運転完全再開は明日中

29日(日)、RTEのフランソワ・ブロット(François Brottes)会長は、「復旧工事は月曜日朝までに完了し、安全に送電できるか試験したのち、問題がなければ月曜日午後までに電力の完全復旧が完了するだろう」と述べました。

当初、完全復旧は今週の木曜日(7月2日)までかかると言われていましたが、急ピッチで復旧が続けられている事もあり、電力の復旧は本日中、電車の運行再開は明日にはできるものと見られています。

詳しくはSNCFのホームページでご確認ください。運行がキャンセルになった電車のリストは→こちら←

執筆:Daisuke

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