ディズニーランドが虹色に 史上初の公式LGBTQ+イベントが開催される

2019.06.05

1日(土)、パリ北東部に位置するディズニーランド・パリ(Disneyland Paris)で、LGBTQ+(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー、クィアもしくはクエスチョニングの頭文字)への理解を深めることを目的としたプライド月間に合わせて、一日限定のイベント「マジカル・プライド(Magical Pride)」が行われ、パーク全体が性の多様性を表したレインボーカラーに染まりました。

 

プライド月間とは

毎年6月は、LGBTQ+の人達への理解を深める、また権利を求める「プライド月間」で、世界各国で1か月を通してパレードやショー、公演など様々なイベントが行われます。その際に用いられる旗には、赤、オレンジ、黄、緑、青、紫の6色(または、HIVへの理解を示した黒・茶が含まれた8色)のレインボーカラーが用いられ、性の多様性を表しています。プライド(Pride)とは、自己の性的指向や性自認に誇りを持つべきとする概念を表す言葉として用いられています。

フランスでは、1977年に初めてパレード(Gay Pride)が行われ、以降毎年6月におこなわれています。今年は6月29日(土)にパリで行われる予定です。

 

 

史上初のウォルト・ディズニー・カンパニー公式のイベント

これまでにも、世界各地のディズニーランドでは、プライド月間に合わせて独自のイベントが開催されていましたが、いずれもアメリカのウォルト・ディズニー・カンパニー(The Walt Disney Company)非公式のものでした。

しかし、今回ディズニーランド・パリで開催された「マジカル・プライド」は、ウォルト・ディズニー・カンパニーが企画・開催した、ディズニーランド史上、初めての公式のLGBTQ+イベントで、各方面から大きな注目を集めました。

マジカル・プライド

マジカル・プライドは、1日(土)の午後8時から翌2日(日)の午前2時にかけて行われました。レインボーカラーに身を包んだミッキーやミニーに加え、多くのキャラクターがマジカル・プライド仕様のパレードに登場し、一晩限りのオリジナルのショーなどで、訪れた人たちを楽しませました。


また、パーク内のアトラクションもレインボーカラーにライトアップされ、人気の絶叫アトラクションの「タワー・オブ・テラー(Tower of Terror)」では、虹色のプロジェクションマッピングが行われるなど、 パーク全体が虹色に輝いた夜でした。

ウォルト・ディズニー・カンパニーが初めて公式に行った今回の「マジカル・プライド」。今後、他のディズニーランドでも同様に、公式イベントが開催されるかもしれません。

執筆:Daisuke

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