7月7日 パリの夏の風物詩 パリ・プラージュが始まる

2018.07.09
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7日(土)、パリのセーヌ川(la Seine)で、パリ市民の間で夏の風物詩としてすっかり定着している「パリ・プラージュ(Paris Plages)」がオープンしました。

 

パリ・プラージュとは?

パリ・プラージュは、2002年に、当時のパリ市長であった社会党(Parti Socialiste)のベルトラン・ドラノエ(Bertrand Delanoë)氏によって推進された、期間限定のセーヌ川沿い避暑地計画です。

夏場のバカンスシーズンは、パリ市民はフランス各地や海外の避暑地へ行くことが多いですが、仕事などでパリを離れることができない人でも、バカンス気分を味わうことができるように、セーヌ川沿いに人工的な浜辺を作ったのが始まりで、今年で17回目です。

プラージュとは浜辺のことを言い、5,000tもの砂に、ヤシの木やビーチパラソルなどが設置され、普段は味気ないセーヌ川沿いの道路が、パリ・プラージュの期間は実際の浜辺のように姿を変えます。

 

パリ・プラージュの略歴

2002年に、セーヌ川右岸(Rive droite)の一か所だけでスタートした Paris Plage でしたが、2006年にセーヌ川左岸(Rive gauche)と、13区にあるフランス国立図書館(Bibliothèque nationale de France BnF)前の、セーヌ川に浮かぶジョセフィヌ・バケル(Joséphine-Baker)プール などが加わり Paris plageと複数形になりました。

その翌年の2007年には、19区にあるヴィレット貯水池(Le Bassin de la Villette)が加えられました。2008年には、13区のエリアがパリ・プラージュから除外されています。

例年は、セーヌ河畔に大量の砂を運び込み、その名の通り浜辺のようにしていますが、2017年以降は砂の運び込みを中止しています。一方、2017年からヴィレット貯水池には、貯水池の水をそのまま利用したプールが設置されて、話題になっています。

関連記事:2017年7月19日 ヴィレット貯水池に屋外プールが出現! パリ

 

砂がない理由は?

2002年以降、毎年パリ・プラージュには、スイスに拠点を置くコンクリートやセメントの製造、販売を行うラファージュ・ホルシム(LafargeHolcim)社が、無償でノルマンディー地方の砂を提供してきました。

しかし、同社が、トランプ大統領が公約にしていた、アメリカとメキシコの国境の壁に資材を提供する意向を表明したことや、シリアでの事業を継続するため、テロ組織イスラム国(IS)に資金取引を行ったとされ起訴されたこと受け、倫理的観点から、パリ市がラファージュ・ホルシム社との契約を破棄した為です。

 

パリ・プラージュの場所は?

パリプラージュは、4区のスュリー橋(Pont de Sully)からセーヌ川の右岸沿いを通り、チュイルリー公園(Jardin des Tuileries)前のレオポール・セダール・サンゴール橋(Passerelle Léopold Sédar Senghor)を渡って、左岸のアナトール・フランス河畔(Quai Anatole France)までのおよそ3.2㎞のセーヌ川沿いの会場と、19区のヴィレット貯水池会場、そして市役所(Hôtel de ville)前会場の3つです。

各会場の詳しい地図はこちら(パリ市公式HPより)⇒セーヌ川沿い会場 ヴィレット貯水池会場

 

イダルゴ市長がオープンを宣言

7日、パリのアンヌ・イダルゴ(Anne Hidalgo)市長がパリ・プラージュオープンを宣言しました。

パリ・プラージュの期間中、ジョルジュ・ポンピドゥ通り(voie Georges-Pompidou)は完全に車両の通行が出来なくなることから、「ここには息抜きをしたい、呼吸をしたい家族の為の場所がある」と述べました。また、かねてより気候変動や環境保護への取り組みを表明している市長は、「パリは今、かつてない熱波に直面している。この取り組みが気候変動に対する都市の適応した姿だ」とも述べました。

 

期間は9月2日までの約2か月間

パリ・プラージュは、7月7日(土)から9月2日(日)までの、約2か月間毎日開催されます。

砂はありませんが、スポーツやゲーム、その他のアクティビティや、子供向けの遊具施設などが充実していて、大人から子供まで幅広く楽しむことができます。

セーヌ川沿い会場は10時~20時、ヴィレット貯水池会場は10時~22時までオープンしていて、週末は24時まで楽しむことができます。また、市役所前会場には巨大なステージが設置されていて、アーティストらによる演奏が披露されます。

詳しくはパリ市の公式ホームページをご覧ください。

執筆:Daisuke

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