パリの平均家賃は1065ユーロ、アパート探しは困難!?

2018.11.01
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パリの家賃高騰
11月1日(木)、パリの平均家賃は1065ユーロ(約13万6700円/1ユーロ:128.5円計算)と、アパート探しのサイトを運営するLOCService.fr社が、調査結果を発表しました。

借りるには手取り3285ユーロの収入が必要

アパートを借りるには通常、大家さんに家賃の3倍の収入を証明しなくてはなりません。そのため、パリの平均家賃1065ユーロ(約13万6700円)のアパートを借りるには、最低でも3285ユーロ(約42万1700円)の手取り収入が必要ということになります。

大家さんによっては家賃の4倍の収入証明を要求してくる事もあり、最低収入の証明は、パリの賃貸アパートの借り手の約45%を占める学生たちのアパート探しを、さらに困難なものにしています。

一方、借り手の予算は992ユーロ(約12万7500円)と平均家賃を下回っており、パリのアパート事情の厳しさが伺えます。

パリでもっとも高いのは、サン=ジェルマン=デプレ大通りで有名な6区

LOCService.fr社の調査によると、パリの31平米のアパートの平均家賃は管理費込みで、平米あたり35.30ユーロ(約4,533円)です。

最も高い6区(サンジェルマン、リュクサンブール地区)の家賃は、1平米あたり43.60ユーロ(約5,600円)で、ついで8区(シャンゼリゼ地区)が42ユーロ(約5,400円)、最安値は19区の31.30ユーロ(約4,023円)です。

12平米のアパートで572ユーロ

パリのアパートの家賃は現在12平米で 572ユーロ(約7万3500円)、21平米の1Kで855ユーロ(約10万9900円)、27平米の1DKで983ユーロ(約12万6300円)、39平米の1LDKで1282ユーロ(約16万4700円)、61平米の2LDKで1 815ユーロ(約23万3100円)、それ以上広いアパートの場合は2,471 ユーロ(約31万7400円)で借りることができます。

パリ都市圏家賃観察連盟OLAP(L’Observatoire des loyers de l’agglomération parisienne)によると、2017年の管理費を除く平均家賃は、平米あたり22.7ユーロ(約2,916円)、31平米のアパートの平均家賃は710ユーロ(約9万1200円)だったと発表しています。

 

家賃規制も需要過剰で効果ない?

消費生活連盟CLCV(l’Association Consommation, logement cadre de vie)の法務責任者ダヴィッド・ロドリゲス(David Rodrigues)氏は、「この家賃水準は非常に高いが、家賃上限を規制する法律により改善することが可能」と、家賃高騰への対策について発言しています。

確かに今年の10月に、ELAN法と呼ばれる家賃の上限を制限する法案が可決されました。しかし、法規制で法外な家賃を取る大家を取り締まる事はできても、そもそも需要と供給で価格が決まる不動産市場で家賃相場を下げる影響力はないと見られています。

 

Airbnbで賃貸アパートが減少

Airbnb(エアービーアンドビー)の登場でパリ中心部の賃貸アパートは減少の一途をたどっています。

「パリ市はAirbnbを制限しようと躍起になっていますが、アパート事情の改善の兆しは見られません」と、LOCService.fr社の創設者リシャール・オルベット(Richard Horbette)氏は語っています。

 

パリ近郊も家賃高騰

家賃を下げるためにパリに隣接する郊外に住むというのも一つの手ですが、ここでも家賃が上昇しており、管理費込みの平均は、現在、平米あたり23.77ユーロ(約3,000円)です。その中でもパリの次に高いブローニュ=ビヤンクール郡(Boulogne-Billancourt)の平均家賃は、平米あたり29.8ユーロ(約3,800円)です。

パリから50km以上離れたセーヌ=エ=マルヌ県(Seine-et-Marne)などのイル=ド=フランス地域圏(Île-de-France)で、ようやく平米あたりの平均が、18.10ユーロ(約2,300円)とリーズナブルになります。

執筆:マダム・カトウ

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