今回はフランス旅行の話をさせていただきたいと思います。
最近久しぶりに帰国する機会があったので、わくわくしながら一度故郷へ帰ってまいりました。しかし、私は田舎生まれなので、まずパリを経由しなければいけないです…。
パリに対して興味がわかない
さて、アンサンブルが無料で提供するPodcast番組「A la Cafet’」。第87回を聞いてみたところ、大好評な先輩のArnaud先生の話に胸を打たれました。
Arnaud先生は、東京はとても気に入っていらっしゃるそうですが、Paris に対して興味がなかなかわかないというではないですか。
実は大変恐縮で申しにくいですが、わたくしも同感です。
パリではほっとしない
旅の話に戻りまして、パリに到着すると、すぐにT.G.V(高速電車)に載って3時間程度でふるさとの Poitiers にたどり着けます。
ああ、懐かしかったです。一体どうしてパリに行ってもこういうほっとする気持ちにならないのでしょうか。田舎に生まれて、都会の生活に向いていないからでしょうか。
パリへは簡単に行けるけど
いずれにせよLouis14世のフランス王国から、パリはフランスの中心になったと言います。
国王の Louis14世 は Le Roi Soleil (太陽王)と呼ばれていたように、ベルサイユ宮殿から全国へ照らすかのように直線に道などが作られました。
今も高速道路や鉄道はそういう構造なので、フランスのどこに住んでいてもパリへ簡単に行けます。しかし西フランスから東フランスへ行きたいならば、直接にはなかなか行けません。むしろ、遠回りになっても、パリへ出てから行く方が結局早いです。
パリの住人に対する有名な表現
つまり、パリはまるでフランスのハート(人間に例えれば、心臓?)の様な存在ですね。
しかし、田舎暮らしの対極でもありますから、都会の住人は鼻が高いという評判で、彼らに対しての有名な軽蔑の言い回しもあります。
Parisien, tête de chien, Parigot, tête de veau.
パリっ子は犬の頭、下町のパリっ子は仔牛の頭
でも結局のところは…?
フランスではこうやって、地方と首都の世界が対決しているようですが、そもそも人はただ生まれたところが好きだと言いたいだけではないでしょうか。
執筆 Matthieu
※上記の日本語はMatthieu先生が書いたものに一部修正を加えたものです。
日本語が堪能なMatthieu先生は、レッスンでも日本語可能です。ぜひ一度お試しください。(スタッフ)