「フランス人はプライドが高いから英語を話したがらない!」などという噂を昔からよく耳にしますが、実際はフランス人の日常会話に英語はいっぱい入り込んでいます。 フランス語の「Oui」を英語に訳すと「Yes」ですが、フランス人があえて「Yes」と言うときは、微妙に言葉のニュアンスが違うようです。
どんなときに「Yes」と言うの?
何か質問をされた際に、フランス人が「Yes」と英語で答えることはありません。普通に「Oui」か「Non」で答えます。
では、どんなときに「Yes」と言うかというと、
・サッカーの試合を見ていてフランスチームがゴールを決めたときにガッツポーズをしな がら「YES !」と叫んでみたり…
・子供たちがやらなくてはいけない宿題があったのに、やらなくてよくなって「YES !」と飛び上がったり…
・資格テストの結果が合格とわかったときに「YES !」と叫んだり…
・暑くてのどが乾いている時に、冷たいビールが出てきて「YES !」と言ったり…
何か朗報があったときの心からの喜びの表現として使われています。 日本語の「やった!」と同じような感覚です。フランス語の「Gagné !」「Génial !」「Bravo !」などに代わる便利な言葉として日常生活にすっかり定着しています。
他にどんな英単語がよく使われているの?
今では「Yes」の他に、「OK」や「Bye」なども日常会話でよく耳にします。
「OK」は、何かを頼まれた時や説明を受けた時の「D’accord」「J’ai compris」に代わる言葉として使われ、2文字で済むこともあってショートメールの回答にも非常によく使われています。
「Bye」は日本語のバイバイと同じ感覚で、親しい友人同士で「Salut」「A plus」に代わる会話の最後の言葉として使われていますよ。
まとめ
フランス人は心から「やった!!!」という気持ちのときには、「 Yes!!!」と言うことが多々あるようです。テレビのスポーツ番組の司会者などもよく使用しています。
「Yes」の状況に適した場面で、うまく使いこなせれば、相手に気持ちがより伝わるかもしれませんね。
でも、「Yes」のほか英単語を会話に混ぜるのは、あくまでもくだけた表現なので、オフィシャルな場面では使わないように気をつけましょう。
執筆 YUBO