本音を直接言うフランス人、言わない日本人

2017.10.26

本音を直接言うフランス人、言わない日本人

私は20歳の時に日本について学びはじめました。でもその時は、日本文化ではなく、日本語にしか興味がなかったです。単にその不思議な言葉を、どうにかしてマスターしたいとだけ、思っていました。

しかし、柔道と「北斗の拳」しか知らずに東京に行くことになったときは、まさしくカルチャーショックそのものでした。日本文化に対する理解が足りず、「お互い言葉は理解しているのに、なぜ通じ合わないのだろうか?」と疑問をいだきました。

あとから、フランスと日本との「当たり前」は違うのだと気付き、日本人の精神が知りたくなりました。

今回は私の感じるフランス人と日本人の「当たり前」の相違についてお話ししたいと思います。

 

通じ合うためには

文頭でも話しましたが、言葉が理解できても、通じ合うことは難しいです。そのためには、考え方を知ることが大事だと思います。

フランス人は対決を好みますが、日本人はそれを嫌って避けることが、今になってなんとなく分かりました。

例えば、東京でホストファミリーと暮らしていたときに、直接ではなく、第三者から注意されることがありました。当時は、陰で文句を言われているかのように感じて、何故じかに私に言ってくれないのかと、怒ってしまいました。

フランスで評価されることは?

さて、皆さんはフランス人が誇りに思っている franchise のことはご存知でしょうか。

フランスに行かれた際に、文化の違いにはまり込まないように、フランス人のエスプリ(精神)を表現する大切な言葉を紹介します。それは…

Se dire les choses en face. = 面と向かって言い分を言い合うこと。

相手に本音を直接言うことは、とても勇気がいることです。よって、その courage(勇気)と franchise(率直さ)は、フランスでは高く評価されます。

あなたは面と向かって、相手に何かを伝えることが出来ますか?

執筆 Matthieu
※上記の日本語はMatthieu先生が書いたものに一部修正を加えたものです。
日本語が堪能なMatthieu先生は、レッスンでも日本語可能です。ぜひ一度お試しください。(スタッフ)

オンラインフランス語学校アンサンブルアンフランセは、プロの講師によるマンツーマンのスカイプレッスンが1回1500円~受講できます。いつでもどこでも手軽に受講できる利便性と生徒一人一人にカスタマイズされた質の高いレッスンが好評です。→フランス語無料スカイプ体験レッスンはこちら メールマガジンであなたのフランス語学習をサポートする情報をお届けします。フランス語メールレッスン