レジス・マルコン氏の料理
エールフランス航空では、パリ発ラ・プルミエール(ファーストクラス)ならびにビジネスクラスの長距離路線において、フランス料理界を代表する名シェフの料理を楽しむことができます。2023年7月から10月までは、ミシュラン星つきシェフのレジス・マルコン氏とティエリー・マルクス氏、およびM.O.F.(国家最優秀職人賞)パティシエであるフィリップ・ウラカ氏の監修によるメニューが提供されています。その詳細をご紹介します。
ビジネスクラスはティエリー・マルクス氏
パリ発ビジネスクラスの機内食をプロデュースするのは、ミシュラン二つ星シェフのティエリー・マルクス氏。マルクス氏はゴ・エ・ミヨのシェフ・オブ・ザ・イヤーも受賞し、テレビ番組『トップ・シェフ』出演でも知られます。23年にはパリ8区にガストロノミー・レストラン「ONOR」をオープンしました。
今回のメニューではフランスのテロワール(風土・作物の生育環境)の多様性を追求。特に植物由来の食材に力を入れたフレキシタリアン(準菜食主義)のメインディッシュに注目です。
パリ発・ビジネスクラスのメニュー
• スペルト小麦のクリームスープ、黒オリーブのクランブル、ズッキーニのソテー
• 鱈、海老、サフランライス、ピキージョのクーリ
• ホロホロ鳥、ニンジン、バターナッツのピュレ
• 豚ロース、手長エビのクーリ、 カリフラワーのピュレ、ジロール茸
• コンキリエ・パスタ、洋ナシ、フルム・ダンベールチーズ、クルミ
• 海老、イカ墨のリゾーニ・パスタ、食感を楽しむ野菜とともに
• 鶏肉、じゃがいものブーランジェール、マッシュルーム、ジュラワインのソース
• 牛肩肉のボルドレーズソース、セロリのラビオリ
ティエリー・マルクス氏
ファーストクラスはレジス・マルコン氏とフィリップ・ウラカ氏
ラ・プルミエール(ファーストクラス)では高級レストランに匹敵する美食体験を楽しめます。そのクォリティは23年に航空業界のアカデミー賞と呼ばれるSkytraxワールド・エアライン・アワードで「ファーストクラス機内食部門の最高ランク」に認定されるなど、国際的な評価を得ています。
今回メニューを提供するのは著名な三つ星シェフでボキューズ・ドールも受賞し、フランスのガストロノミー界で独自の地位を築くレジス・マルコン氏。氏が生まれ育ったアルデシュ地方とオーヴェルニュ地方の地の恵みにインスピレーションを得たシグネチャー・メニューです。
デザートは、フランスのパティスリー界の第一人者でM.O.F.(国家最優秀職人賞)に認定されたフィリップ・ウラカ氏による、繊細な味わいのクリエーション4種。フランス菓子の歴史の継承者として、伝統的な製法を取り入れながら新しい味を探求するウラカ氏には、世界中からパティスリー製作の依頼が絶えません。
レジス・マルコン氏によるメニュー
• 牛フィレ肉のチェリー添え、じゃがいものピュレ 燻製塩風味
• ズッキーニのロワイヤル、ヒラタケとトリュフ添え、ストロベリートマトのクーリ
• 鳩のフィレ、アプリコットソース、レモン風味のブルグル、マッシュルームとバターナッツ添え
• スズキと海老、ジロール茸のブイヤベース仕立て
• ホロホロ鳥のフィレ、ブルーベリー、ローストポテト、ベビーキャロット添え
• 真鯛のバーベナ添え、ホウレンソウのベビーリーフとジロール茸のソテー
• 仔牛すね肉煮込み、セージ風味のソース、ポルチーニ茸入りポテトグラタン
• クリーミーな赤インゲン豆のスープ、根菜とともに
レジス・マルコン氏
フィリップ・ウラカ氏によるメニュー
• Délice du sud:南のデリス
• Tea, orange and kalamansi:紅茶、オレンジ、カラマンシー
• Le Méditerranéen:ル・メディテレニエン(地中海)
• Le Moka.:ル・モカ
フィリップ・ウラカ氏
星付きシェフ総勢17名とのコラボレーション
これらの機内食メニューはフランスの旬の食材を活かし、肉類、鶏肉、乳製品、卵はすべてフランス産。魚は持続可能な方法で採取するなど、環境と地域産業に配慮されています。
またエールフランスでは23年、ミシュラン星付きシェフ17名とのコラボレーションを展開。才能あふれるシェフたちが特別に創作した料理が、ラ・プルミエールとビジネスクラスのほかパリ空港のエールフランスラウンジで提供されています。
エールフランス航空公式ウェブサイト:www.airfrance.co.jp
執筆 編集部