エールフランスの機内食(ミシェル・ロット氏監修)
エールフランス航空のパリ発長距離国際線ラ・プルミエール(ファーストクラス)の機内食では、ミシュランで星を獲得したフランス料理界を代表する名シェフの料理を楽しむことができます。2022年7月から10月までは、ミシェル・ロット(Michel Roth)氏とアンヌ=ソフィー・ピック(Anne-Sophie Pic)氏が監修したメニューが提供されています。その詳細をご紹介します。
ファーストクラスはミシェル・ロット(Michel Roth)氏監修
ラ・プルミエール(ファーストクラス)の機内食を監修したのは、ミシュランの星付きシェフ、ミシェル・ロット(Michel Roth)氏。
ホテル・リッツ・パリの「レスパドン」やジュネーブの「ホテル・プレジダン・ウィルソン」などのシェフをつとめ、91年にボキューズ・ドールとM.O.F.(国家最優秀職人章)を、06年にはレジオン・ドヌール勲章のシュヴァリエを受賞。
16年にはミシュランと並ぶレストランガイドのゴ・エ・ミヨで18/20 のスコアを獲得し、22年からはパリ郊外シャトー・ド・フェリエールのレストラン「ル・バロン」のエグゼクティブ・シェフに就任しています。
ミシェル・ロット(Michel Roth)氏監修のメニュー
アミューズブーシュ
・STURIA 社製キャビア、燻製した魚のクリーム添えクレープ
前菜
・ロブスター、アスパラガス、フランボワーズヴィネグレット添え
主菜
・牛肉、トリュフソース、フォアグラのソテー、アスパラガス、セップ茸
・仔牛のバーベナ煮込み、野菜とモリーユ茸のフリカッセ
・ローズマリー風味の鶏肉、パプリカのタルトフィーヌ、ズッキーニのファルシ
・地鶏のシュプレーム オリーブと黒トリュフ風味、紫アーティチョークとマカロニグラタン
・キヌアのレモンコンフィ、夏野菜とバジルクリーム添え
・トリュフ入りポレンタ、青物野菜、エンドウ豆とミントのクーリ、ニンジンのジュ
・ヒラメのグリル シーフード出汁仕立て、青物野菜とムール貝の煮込みを添えて
・エビのオマールソース タラゴン風味、赤米、ホウレンソウ
*「ラ・プルミエール」は現在ロサンゼルス、マイアミ、ニューヨーク、サンフランシスコ、ワシントンDC、メキシコシティ、アビジャン、ヨハネスブルグ、ドバイ、サンパウロに就航中です。
ビジネスクラスはアンヌ=ソフィー・ピック(Anne-Sophie Pic)氏監修
パリ発着のビジネスクラスの機内食は、22年3月から6月までファーストクラス「ラ・プルミエール」のメニューを提供していたミシュランの3つ星シェフ、アンヌ=ソフィー・ピック(Anne-Sophie Pic)氏が引き続き監修。
ピック氏はガストロノミー・レストラン「ラ・メゾン・ピック」のシェフとして、フランス人女性として初めてミシュラン3つ星を獲得。そのほか経営する7つのレストランで計8つの星を獲得しています。
アンヌ=ソフィー・ピック(Anne-Sophie Pic)氏監修のメニュー
・牛ほほ肉のブレゼ、ジャガイモのムースリーヌ、プラムのチャツネ、タラゴンの香ばしいパン粉添え
・ローストチキン、スペルト小麦のリゾット、カルダモン風味のズッキーニ
・タラの海藻添え、ラベージのソース、カマルグ産赤米、ホウレンソウとフェンネルのコンポート
・アーティチョークのバリグール風、ポレンタのクリーム、さわやかなトマトクーリ、ブラータチーズにバニラの薫香をのせて
・タラのポシェ、ココナッツ風味のカレーソース、黒米
・牛ほほ肉のポトフ、コーヒーと甘たまねぎのコンソメ
・鶏肉 トンカ豆のソースを添え、ポレンタとマッシュルームのクリーム煮
・コンキリエパスタ、スイスチャードとレモンのクーリ、軽く燻したシェーブルチーズのクリーム、ローストしたカボチャの種
より環境とサステナビリティに配慮
エールフランスでは食材の持続可能な調達を進めるため、パリ発便の機内食で使用する肉、乳製品、卵は22年末までにすべてフランス産になる予定。四季の地産食材を積極的に採用し、メニューはすべてフランス国内で調理。子供用と幼児用にはオーガニック食材のみ使用します。
また廃棄食品の削減対策の一環として、ビジネスクラスの予約客を対象に、温かいメインディッシュの事前予約サービスを始めています。
執筆 編集部