フランスと日本の料理界はこんなに違う!人気の料理研究家もご紹介!

2020.01.10

シェフフランス人も日本人も食べることが大好きな国民ですが、料理を取り巻く世界はだいぶ事情が違います。今回はそれぞれの料理に関する違いをレポート!そしてフランス版 栗原はるみさんともいえる、人気料理家のメルコットさんについてもご紹介します。

 

フランスと日本では全然違う!料理の学び方

フランスと日本では料理の習い方にも大きな違いがあるようです。

フランスにはお料理教室がない?!

フランスでは趣味やお稽古事で料理を習うという習慣がなく、お料理教室というものをあまり見かけません。お料理を学びたいときは料理学校に通うのが一般的なようです。日本の調理学校と同じで、理論と実技、そして研修などプロを養成するプログラムとなっています。

パリでは外国人向けにフランス料理を短期間で教わるコルドンブルーなどの学校はありますが、フランス人が料理を習う場合は調理専門学校に通います。

フランスでは料理番組が少ない

フランスでは料理番組の数が少ないですが、最近は料理好きの人の料理を比べるコンテスト形式の番組などが放送されています。しかし基本的にお料理を教えるのは、コック帽と白い制服をきたプロの料理人というのがフランス流のようです。

フランスの学校では調理実習がない

フランスの学校は家庭科の授業がないため調理実習がありません。彼らにとっては家庭での食事が料理のベースとなっているようです。休みの日に家族や親戚と食卓を囲むことが、最も良い料理の勉強の場となっているのでしょう。

 

フランスで人気の料理研究家メルコットさん

料理素材フランスではテレビや雑誌でレシピを紹介する料理研究家と言われる人は、日本と比べるとあまりいません。料理を紹介するのは、プロのシェフという認識が強いフランスです。ただ、最近ではブログやネットの普及で保守的な料理界にも新しい動きが出てきました。そのシンボル的存在がメルコット(Mercotte)さんです。

メルコットさんは4人の子供をもつお菓子作りが好きな主婦でした。子供達が巣立ち、2005年に友人の勧めでお菓子とお料理のレシピを紹介するブログ “キュイジーヌ ド メルコット” (La cuisine de Mercotte)を立ち上げるのです。

彼女のブログは徐々に人気を呼び、特にマカロンのレシピが多くの支持を受け「ミス マカロン」などと呼ばれるまでに!一時期、私の周りにもマカロン作りにはまっていた女性が何人もいました。

1人の主婦がフランスの料理界を変えた?!

現在メルコットさんは料理の本を何冊も出版し、テレビの料理コンテストの審査員も務めるほどです。それまで料理について語るのはプロの料理人という認識が強かったフランスで、家庭の主婦が情報発信できるようになったのは大きな変化だと思います

トレードマークの眼鏡と柔らかなブロンドのショートヘアが優しい雰囲気のメルコットさん。とても76歳には見えないほどハツラツとしています。彼女のブログには美味しそうなスイーツの写真と、レシピが沢山掲載されているのでぜひご覧になってみてください。

・メルコットさんのブログ⇒ Mercotte.fr

 

まとめ

フランス人にとって料理は、プロが作る料理とは別におばあちゃんやお母さんの味など家族との思い出と深く結びついているものです。だからあえて、外で料理を習うということがないのかもしれません。それに、今は習わずともブログや動画で料理を教える人たちがかなり増えてきました。またメルコットさんのような存在が現れるかもしれませんね。

執筆YUKO

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