スキー人口が年々減少している日本とは異なり、フランスでスキーは今も大人気のウインタースポーツです。学校の冬休みが重なる2月のうちの2週間は、別名「スキー休暇」とも呼ばれ、特にこの時期はスキー場が混み合います。
今回はフランスでのスキーについてお話ししたいと思います。
フランスのスキー場って?
フランスのスキー場は主にピレネー山脈とアルプス山脈にあります。
日本のスキー場と比べると、スキーコースやゲレンデが広く、またコース数が50本以上という壮大なスケールのスキー場が多くあります。また標高が高いところにあるゲレンデも多く、リフトを降りたら標高3000m以上!ということも珍しくありません。フランス国外からのスキー客が多いのも納得の素晴らしいスキー環境が整っています。
どこで必需品を入手したら良いの?
スキーウエア
スキーをすることになったら、まず用意するのはスキーウエアですよね。
フランスのIntersport、Decathlon、Go Sportといった大型スポーツ店では、11月頃からスキー関連商品が店頭に並びます。フランスのスキー場では、子供も大人もほぼ全員ヘルメットを着用していますが、ヘルメットは購入せずにレンタルすることもできます。
スキー道具
スキー板、靴、ストックは、スキー場にあるショップでレンタルできます。
現地のショップで直接レンタルすることも可能ですが、料金が事前予約価格よりだいぶ高くなりますので、インターネットで出発前に予約しておくことをおすすめします。
スキー道具をレンタルする際に必要な情報は、身長、体重、足のサイズ、スキーのレベルとなります。身長と体重は日本と同様にcm(サンティメトゥル)とkg(キロ、キログラム)※で答えれば大丈夫です。
※日本の様に略して「センチ」と言うと通じません。一方、kgはキロ、キログラムの両方通じます。
Ma taille est de 160 cm.
私の身長は160cmです。
Je pèse 50 kg.
私の体重は50kgです。
足のサイズは日本とフランスでは表示が異なりますので、ご注意くださいね。フランスのサイズは下記の通りとなります。
女性靴
日本 | 22.0 | 22.5 | 23.0 | 23.5 | 24.0 | 24.5 | 25.0 | 25.5 | 26.0 |
フランス | 34 | 35 | 36 | 37 | 38 | 39 | 40 | 41 | 42 |
男性靴
日本 | 25.0 | 25.5 | 26.0 | 26.5 | 27.0 | 27.5 | 28.0 | 28.5 | 29.0 |
フランス | 40 | 41 | 42 | 43 | 44 | 45 | 46 | 47 | 48 |
Quelle est votre pointure ?
靴のサイズはいくつですか?
Je fais du 38.
私のサイズは38です。
スキーのレベルは、どのコースを主に滑るかという形で答えるとレンタルショップの人にもわかりやすいでしょう。フランスのスキー場のコースは難易度によって、les pistes (=スキーコース)が色分けされているので、コースの色を伝えることでレベルが把握できます。
Piste verte(緑コース) 初心者コース
Piste bleue(青コース) 中級者コース
Piste rouge(赤コース) 上級者コース
Piste noire(黒コース) 超上級者コース
Je fais principalement des pistes bleues.
だいたい主に青コース(中級者コース)を滑ります。
J’ai un niveau pistes rouges.
赤コース(上級者コース)レベルです。
申告したレベルに合わせてスキー板を選んでもらえます(ネットの場合は自分で選びます)が、レベルが上がるほど道具のクオリティーがあがるため、値段もあがります。
スキー学校はいかが?
スポーツは世界共通!とはいえ、「海外でのスキー」はちょっと緊張しますよね。スキーをするのがしばらくぶりであれば、なおさらのこと。そんなときは、スキー学校に入ってみてはいかがでしょうか?
フランスの主要なスキー場では、スキー学校が開設されています。子供だけでなく、大人のクラスも充実!リフトの乗り方から説明してくれる初級者クラスから、安全にコース外滑走をする上級者クラスまで、グループレッスンや個人レッスン、半日クラスから1週間クラスまで、スキーとスノーボードのあらゆるニーズに対応しています。
フランス語では説明が理解しきれないかもと不安な方には、英語でのクラスもあります。
ゲレンデでは、大人のグループが和気あいあいとレッスンを受けている姿をよく見かけます。
まとめ
日本とはまた違う壮大なスケールでのスキーが楽しめる、フランスのスキー場。
機会があったらぜひチャレンジしてみてくださいね。
執筆 : YUBO