美味しい料理に出会えるチャンスが多いフランス。では、定番メニューといえば何を思い浮かぶでしょうか?今回は、おうちご飯にも持ち寄りパーティーにも大活躍のフランス家庭料理の定番をご紹介します。
フランス人は持ち寄りパーティーが大好き!
フランスに来てから、持ち寄りパーティーに頻繁に声をかけられるようになりました。1人1品おかず系かデザート系のものを持ち寄ります。あるいは、ワインやビールの飲み物の持参でも大丈夫です。
参加し始めてわかったことは、「皆、自分の得意料理や簡単に作れるものを持参している。」という事です。お店で買ってきたお惣菜も並びますが、料理好きな人が多いのか手作り料理を持参する人がとても多いです。
フランスで愛されている定番料理といえば!
持ち寄りパーティーの中で必ず出てくる定番料理がキッシュです。テーブルには種類豊富な料理が並んでいるのに、フランス人は自分のお皿にキッシュを取っていきます。それほど、フランス人に愛されている定番料理といえます。
パン屋では1人サイズのミニキッシュ、お惣菜屋では巨大サイズのキッシュが必ず売られています。ビストロなどでも、ランチメニューの前菜にキッシュとサラダを提供するお店もあります。
キッシュといえばタルト型!
フランスで、義理の母からタルトの型を最初にプレゼントされました。かなり大きなサイズで、ふちが波型になっていてタルト型と呼ばれています。これがキッシュを作る時にも大活躍!
どこのパーティーに行っても、この型のお手製キッシュが登場します。子供向けの料理本にもキッシュのレシピは常連です。フランスの家庭料理の第1歩はキッシュからなのかもしれませんね。
手軽にできる!キッシュの作り方のポイント
キッシュの正式名はキッシュロレーヌ ( quiche lorraine ) といい、本場はロレーヌ地方になります。パイ生地に卵と生クリームとベーコンを混ぜてオーブンで焼いていくのが基本の作り方です。
フランス人はキッシュと短く呼び、具材によって様々なバリエーションを生み出しています。例えば…
・プロヴァンス風キッシュ… トマトやオリーブを使う
・サヴォア風キッシュ… ベーコンと地元特産チーズを使う
その他にはチキンを入れたり野菜だけのバージョンなど、具剤の組み合わせでオリジナルが出来上がってしまう面白さがあります。思い立ったら、スーパーで丸い形のパイシートを買って作れるのでとても手軽です!
キッシュを美味しく作るポイント!
失敗が少ないキッシュですが、美味しく仕上がるポイントを紹介します。それは生クリームをたっぷり入れることと、型に流したらすぐオーブンに入れて焼くことです。これでふっくらとまろやかな中身、そして外はカリッとしたパイ生地に仕上がり、味も食感も最高です。
まとめ
色々なアレンジで作れるのがキッシュの魅力です。フランス人はサラダと一緒に食べますが、白いご飯にも合います。休みの日のブランチにもぴったりですので、是非お好みの具材で作ってみてください!
執筆 YUKO