フランスのエコライフには、環境にもお財布にも優しいものが幾つもあります。そしてシンプルなのでどれも取り入れやすい!今回は、生活に浸透しているフランス流エコライフスタイルを紹介していきます。
お宝発見!?フリーマーケットを利用しよう
フランスでは、日曜や天気のよい春の日にフリーマーケットが各地で行われます。ブラッドリー ( Braderie ) 、ヴィッド グルニエ ( vide grenier ) という看板があれば、それはフリーマーケットのお知らせです。
街が主催する大きなものから、村で開催したり、学校主催のものなど規模はさまざまです。日本とそれほどやり方は変わりませんが、場所代が1区画3€位のフリーマーケットもあるので気軽に出店できます。
家族や友達同士で出店している人が多く、子供も自分のおもちゃや本を売ったお金で買い物を楽しんでいます。ホットドックなどを売るスタンドも出ているので、休日の暇つぶしに遊びに来る人も多そうです。私も何回か出店し、お客として参加したこともありました。
物を大切にするフランスの人たちはフリーマーケットで不用品を人にゆずり、状態のよい中古品を手ごろな値段で手に入れるのが得意なのです。買いたいものが決まっている人は朝一番に行きお店の人に聞いてみるのがおすすめです。いろいろなものが売られていて見るだけでも十分楽しめます。
フランスで利用者急増!車の相乗りシステム
フランスは車社会です。都心に住んでいる人以外は、ほとんどマイカー通勤といえるでしょう。ここ数年、フランスで人気なのが相乗りです。フランスではコーヴァチュラージュ ( covoiturage ) といい、職場など同じ方面に行く人たちが集まって相乗りしていくのです。高速や大型道路のそばには、相乗りの人の為の駐車場が作られています。
また、ブラブラカー ( blabla car ) というサイトに登録をすると、日時と移動したい区間を検索して相乗りの仲間を見つけることができます。車に乗せてほしい人と乗せてあげられる人のマッチングサイトと言っていいでしょう。
乗せてもらう側のメリットは、遠出をしたい時や公共交通機関の利用が難しい時に手頃な値段で移動手段を得ることができます。乗せる側としては人助けにもなり、なおかつお小遣い稼ぎにもなるというメリットがあります。サイト上でクレジットカード登録をするので、直接的な金銭のやり取りは発生しません。
公共の交通機関よりもかなり手ごろな価格設定となっていて、移動費も排気ガスの排出量も抑えられる人気のシステムなのです。
環境にも優しい!髪を洗えるおすすめの石鹸
コンビニは都心部や街の中心にしか見かけませんが、ビオ ( bio ) と呼ばれるオーガニック商品店は地方でも郊外でも簡単に見つけられるようになりました。それだけフランス人の関心が高いといえます。
そこで見つけたすぐれものは、固形の石鹸シャンプーです。3種類あるので自分の髪質に合わせて選べます。パッケージにはこの石鹸1個で液体のシャンプーの2本分と書かれており、リング型で片手にすっぽり収まるサイズです。使い心地は、きしむ感じもなくさっぱり!添加物が少ないので肌にも優しく、ボトルのゴミも出ません。
まとめ
フランスでは生活に取り入れやすく、お財布にも嬉しいエコライフが人気です。無駄使いをしない物との付き合い方、周りと協力してできる相乗りシステム、シンプルなコンセプトの日常品。これらを見ていると、合理的な彼らの一面を垣間見ることができますね。
執筆 YUKO