2026年6月23日(火)、今年も夏のソルド(soldes : バーゲン)が明日24日(水)より開始されます。期間は4週間、7月21日(火)まで行われます。フランスではソルドの期間は、毎年経済省が決定します。期間は店頭でもネットショップでも同じで、違反すると罰金が課されます。先週から全国的に記録的な猛暑となり、パリでも今日から最高気温が40℃近くの予報がでる中、買い物客の動向が注目される、と地元メディアは報道しています。
フランス全国で記録的な酷暑、ソルドの客足に大きな不安
年に2回、夏と冬に行われるソルドですが、ソルドの初日は平時の2倍の客足が見込まれるなど、期間全体の売り上げの良し悪しは、開始直後の週の状況で決まると言われています。
しかしながら、この大事な第一週が猛暑になると、人々は外出を避け買い物客が大幅に減る、という前例があります。
その例が2019年で、イル=ド=フランス商工会議所(CCI d’Île-de-France)によると、記録的な猛暑になった時期が夏のソルド期間と重なり、当時アンケートに応じた商店の半分が「前半は、猛暑のせいで惨憺たる結果だった」、と答えています。
昨年も同様で、暑かったソルド最初の2週間は、前年比で6~7%も客足が減りましたが、後半気温が下がると回復しています。
オンライン優勢、店舗販売は低迷
実店舗での売り上げが減った分は、通常、そのままネットショップにシフトしています。2025年の日用品の実店舗による売り上げは減っているのに対し、ネットショップでは3%増えています。
売り上げのソルドへの依存度が高い衣料品の店舗での販売は、2008年から危機的な状況が続いています。
年々じりじりと売り上げが減っていますが、今年も1月は対前年で−1.4%、2月−3.8%、3月−4.8%、4月−7%と減少しています。特にイラン戦争によるホルムズ海峡封鎖のため、ここ数日か月は消費が冷え込んでいます。
唯一5月に4%増えましたが、それまでの減少を補うほどではありません。
「ソルドで集客」は妄想か?問われる継続の意味
ソルドというバーゲンセールでの売り上げ減も、結局のところこの傾向を裏付けているにすぎません。
記録的な猛暑であろうとなかろうと、雪や路面凍結があろうとなかろうと、この販売促進方法はもう何年も前から機能しなくなっています。
それでも継続しているのは、「低コストな商業イベント」を開催できるからです。
値引きで人々を店舗に呼び戻せないことが顕著になった今、必要なのは新しい発想や創意工夫ではないか、とメディアは論じています。
出典;TF1、RTL
執筆:マダム・カトウ












