寒波に襲われているイル=ド=フランス(Île-de-France)地域圏では、これまでに降り続いた雪の影響によって、交通機関がマヒしています。
今回の記録的な大雪で引き起こされた渋滞は、6日(火)午後7時の段階で、総延長739kmにおよび、前回の566kmを大幅に上回り過去最高を記録しています。
通学バスや郊外を走るバスは走行が困難になると予想されていることから、運行数を大幅に削減するなどしています。また、SNCF(フランス国鉄)は高速鉄道(TGV)の速度制限を行っていることから、到着や出発に遅延が生じています。
イル=ド=フランスの主要な幹線道路では、7.5tを超える大型車両や危険物を運搬する車両などに対して交通規制を行っており、物資の運搬にも影響が出ています。また、パリの有名な観光名所のエッフェル塔(La Tour Eiffel)もこれまでの積雪を受けて火曜日から閉鎖しています。
フランス滞在中や渡仏予定がある方は、最新の気象情報を入手し、充分に時間に余裕をもって行動してください。
(写真提供:Dominique QUEMENEURさん)
執筆:Daisuke