フランスで最も収入の高い職業ランキング ベスト10

2020.06.12
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フランスで最も収入の高い職業ランキング

6月11日(金)、フランスの経済学者や社会学者、法律学者などからなる、不平等を調査する非営利団体「Observatoire d’Inégalité」は、フランスで最も収入が高い職業を発表しました。

 

給与所得者、1位はパイロット

今回発表されたランキングは、給与所得者、つまり正社員と自営業および公務員に分け、各職業で収入が最も高い上位10%の平均月収で比較されています。

給与所得者部門では、税引き前の手取りが月7000ユーロ(約85万円/1ユーロ=約121円)のパイロットが1位で、2位には社員扱いの医師(フランスの医師はほとんどが自営業)(6,400ユーロ=約77万円)、続いて銀行や保険業の上級管理職、4位エンジニア・技術系管理職、5位管理部門(会計、総務)上級管理職、などが続きます。

さらに、6位営業系上級管理職、7位研究職、8位広告系上級管理職、9位建設業管理職ですが、10位のIT技師でも月収4,800ユーロ(約58万円)です。

ちなみに、給与データの入手は困難なことから、今回の発表は2012年のデータをもとに算出されています。

公務員は民間より格差が少ない

公務員における所得上位10%の税引き前手取り平均給与は月3,260ユーロ(約39万円)と民間よりも少ないですが、上位1%では6,410ユーロ(約78万円)にのぼります。

公務員の中でも最も給与が高いのは、海外の大使館や領事館で働く管理系の上級官僚で、税引き前の月給は13,800ユーロ(約167万円)、続いて10,500ユーロ(約127万円)の知事、大使、国営会社の社長など、政府の意思決定に関わるポストとなります。

 

自営業部門、1位は会計士や弁護士

自営業で最も月収が高い上位10%の平均収入は、会計士、弁護士、公証人が最も高く、税引き前で月19,000ユーロ(約230万円)となり、給与所得者を大きく引き離しています。続いて、2位が医師、歯科医、3位は薬局の経営者となります。

自営業部門 月収が最も高い上位10%の平均収入 ランキング

  1. 会計士、弁護士、公証人 18,940ユーロ(約230万円)
  2. 医師、歯科医      17,740(約217万円)
  3. 薬局のオーナー     13,430(約162万円)
  4. ファイナンス、保険   13,410 (約162万円)
  5. 獣医          10,350 (約125万円)
  6. 経営コンサルタント     9,420 (約114万円)
  7. 問屋業           8,270 (約100万円)
  8. 設計士、エンジニア     8,110  (約98万円)
  9. 不動産業          7,930 (約96万円)
  10. 広告業           7,800 (約94万円)

非給与所得者平均      8,330 (約100万円)

 

フランスで最も収入の高い給与所得者1%、サッカー選手、トレーダー

フランス国立統計経済研究所、インセ(Institut national de la statistique et des études économiques : INSEE)は、2017年のフランスで最も給与所得の高い人物上位1000人を調査し、その結果をこの5月末に発表しています。

それによると、上位1000人の税引き前平均月収は、89,530ユーロ(約1,100万円)で、うち45%は会社社長、取締役などが占めており、29%は大きな会計事務所の会計士です。また、大口取引を行う金融トレーダーは全体の11%にも及びます。

フランスで最も高収入の1000人のうちほとんどは50歳以上の男性で、パリまたはパリ近郊のオ=ドゥ=セーヌ県(Hauts-de-Seine)で勤務しています。

女性の割合はわずか9%で、高収入層でも性別による格差が大きく広がっています。

ちなみに、フランスにおける民間企業で働く女性の平均収入は、男性より16%も下回っています。

執筆:マダム・カトウ

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