個性的で魅力的な女性が多いフランスでは、美の基準が日本と少し違うようです。今回はフランス女性達と接して感じた、美しさの定義や日本とは違う美人の条件についてレポートします。
「魅力的で美しい」と言われる女性の条件
フランス女性を見ていると、それぞれに個性があり大人の女性だなと感じることが多いです。フランスで美しさや魅力がある人と言われるのは、外見的な面よりも内面的な成熟度の高さを指しているように思います。
自立し、社会に何か貢献する活動をしていたりする女性を「あの人素敵だね。」とフランス人は評価します。美人というよりは自分の個性を受けいれて、自信を持っている人が魅力的で美しいといわれるようです。
フランス美人と言われる3つのポイント!
日本で外見の美しさをあらわすキーワードといえば、「色白美人」や「鼻筋の通った顔」などがありますが、フランスでは全く通用しません!フランス美人と言われる外見の魅力ポイントを3つご紹介しましょう。
1.肌の色
夏になると、海やセーヌ川の岸辺で水着姿になり日光浴をしているフランス人をよく見かけます。彼らに美白という概念はないようで、積極的に太陽の光を浴びています。
フランス人女性の友人も「私、白すぎて恥ずかしいから日焼けしたいわ。」と言っていました。フランスでは、健康的に見せてくれる小麦色の肌は魅力の1つだと思われているのです。
2.鼻
日本では「鼻が高くていいね。」という表現をしますが、フランスでは聞かれない言葉です。欧米人の鼻の高さは、彼らにとっては「大きすぎる鼻」ととらえ、あまり好きではないようです。
日本人の低い鼻を見て、「鼻が小さくていいね。」と言っているのを何度か聞いたことがありました。ない物ねだりなのかもしれませんね。
3.歯
フランスでは、前歯2本に隙間があいているすきっ歯がチャームポイントとされ、「幸運の歯 (ドン ド ボナー dents de bonheur )」と呼ばれています。矯正歯科医もこのすきっ歯はこのままにしておくのだそうです。
最初は驚きましたが、フランスの人気女性歌手のバネッサ・パラディやジェーン・バーキンもすきっ歯ですし、見慣れてくると彼女達のチャームポイントにさえ感じてくるから不思議なものです。
ちなみに歯並びに気を付けているフランスでは、歯科矯正費用の一部が社会保障から補助金として出ます。
ミス・フランスコンテストにみる美しさの基準
こちらはFRANCE365でも紹介された、ミス・フランスのコンテストの記事です。
ミス・フランスコンテストはテレビ放送され、楽しみにしている人が多い注目度が高いイベントです。外見的な美しさも審査のポイントですが、内面的な賢さや強さなども重要となっています。
2019年度の優勝者だったミス・タヒチ出身の女性は80キロあった体重を落とし、ダイエットに成功したことで注目されていました。目標を達成できる芯の強さも評価の重要ポイントだったのではないでしょうか。
まとめ
フランス人女性は個性的で自分のスタイルを大切にしている人が多く、それが魅力や美しさにつながっているように感じます。また、他者を思いやる行動ができる人など、内面的なも美しさも魅力的に見える要素なのだと思います。
執筆 YUKO