日本の国技といえば相撲ですよね。筆者も大相撲ファンの一人です。また、フランスから相撲を連想するとすれば、ジャック・シラク元大統領が頭に浮かびます。彼は親日家であり、大の相撲ファンとしても知られていましたね。※シラク元大統領の愛犬の名前は「スモウ」と言います。
そこで今回はフランス語で相撲をわかりやすく説明する文例をご紹介しましょう。
「相撲」をフランス語で説明すると・・・
相撲はフランス語でもそのまま le sumo と訳します。では、相撲用語や相撲についてフランス語で説明するにはどうすれば良いのでしょうか?主に使用される相撲用語をフランス語で説明すると以下のようになります。
国技 le sport national
力士 le lutteur (ただし、一般的にフランスでは力士のこともles sumosと言われています)
土俵 le ring (発音はriŋ リング)
儀式 le rituel
清め la purification
まげ le chignon
番付 le classement
行司 l’arbitre
横綱 le champion suprême
まわし la ceinture
取り組み le combat
相撲がどのようなスポーツかをフランス語で説明してみましょう。
Le sumo est le sport national du Japon, une sorte de combat entre deux énormes lutteurs.
(相撲は日本の国技で、体の非常に大きな二人の力士による格闘技の一種です。)
続いて、相撲のルール(les règles)について説明してみましょう。
Si l’un des lutteurs met un pied à l’extérieur du ring, ou s’il touche le sol avec n’importe quelle partie du corps,il perd le match.
(土俵の外に足を出したり、体の一部が地面に触れたりするとその力士の負けになります。)
そして、取組前には様々な儀式的動作がありますね。例えば「しこを踏む」理由について説明してみましょう。
C’est pour écraser symboliquement les mauvais esprits qui pourraient encore roder sur le ring.
(土俵周りをうろついている悪霊を踏みつぶすことを象徴しています。)
相撲についてフランス語で訳してみましたが、いかがでしょうか?日本文化を外国語で説明するのは意外と大変ですね!
最後に
忙しい毎日でも楽しみは必要ですよね。筆者は相撲観戦を楽しみながら「相撲をフランス語に訳すとどう説明できるのだろう?」と考えるきっかけにもなりました。皆さんも日本文化を外国人の方に説明する機会があるかもしれませんのでぜひ参考にしてくださいね。
筆者 Akiyo