突然ですが、みなさんウサギはお好きですか? 私の大好きなフランス西側の島、Noirmoutier-en-l’îleでは、野生のウサギが道の脇をピョンピョン跳びまわっています。
フランスでは食用となることもあるウサギ。あんなに可愛らしい動物を食べるなんて、ひどい!私も最初は抵抗ありましたが、繊細なお味で美味しいのです…愛玩動物と食肉、きっちり区別してウサギと向き合っています。
ウサギの一撃って?
さてこのウサギ (le lapin)、フランス語にLe coup du lapinという表現があります。どんな意味で使われるのでしょうか?? 直訳してしまえばウサギの一撃。
う、ウサギパンチ?? なんとも弱そうですねー…。いえいえ、これ、ちゃんとした意味があるんです。
正解は「ウサギパンチ」
「J’ai eu le coup du lapin」と言われたら、「ウサギにパンチされちゃったんだよねー」という意味…
ではありません
…ではないので注意してください!
正解はこちら
実はこのウサギパンチ、例えば玉突き事故などで後ろから衝撃を受けた際、のちのち出てくる症状のこと…そう、アレなんです!
答えは「おれ(私)、むち打ちにあっちゃったよー」
ウサギの首に衝撃を与える
農業大国フランス。ウサギを手にかけなければならないとき、まず首に衝撃を与えることからこの表現が生まれたそう。
というわけで「Coup du lapin = ウサギパンチ」。あっ違った!!「むち打ち」。ぜひフランス語の引き出しの片隅に入れてくださいね〜☆
執筆 Yuko