今回ご紹介する「一言フランス語」はとーっても便利ですが、「くだけた会話表現(une expression familière)」ですので、親しい人と一緒のときだけ使いましょうね。それはこの雄叫びです・・・
どうして雌牛?
発音は「オ・ラ・ヴァッシュ!」、訳は見てのとおり「お〜雌牛!」この一言でフランス人は何を表現しているのでしょうか?
牛さんのスケールを想像してください。そうです。
「あらまあ!」
「たまげた!」
のような「とてつもない驚き」を表現しているんですね〜。でも驚きの大きさをスケールで表すのなら、雌牛じゃなくても、象とかキリンとか鯨とか、もっと大きい動物は沢山いますよね?
これは個人的な意見なのですが、「ヴァッシュ」という音が、力強く発音されることによって驚いた様子を上手く表している、そういう気がします。
「オ・ラ・ヴァーーーッシュ!」
・・・ほら、ものすごく驚いたー!!という雰囲気が出ませんか?判断はみなさまにお任せしますが、私はそう思います。
ちなみに、日常生活で驚きを表すこの”la vache”という名詞、なんと同じ意味で“vachement”という副詞も存在するのです!例えばこんな風に使われます。
Il est beau ce sac, (値札を見て)maisc’est vachement cher !!
「このバッグ素敵、だけどものすっごく高い!」
ね、こちらも驚きがひしひしと伝わって来るでしょう?
ともあれ女性がこれらを非常に力を込めて言うと、あまりお上品ではないかな〜と思われますので、言うときはなるべく可愛らしく控えめに(笑)。
あとがき
最後に繰り返しますが、くだけた会話表現ですので、TPOに気をつけて上手に使いましょう。
執筆 Miwa