「大過去」を使って会話の幅を広げよう

2018.08.11

大過去を使いこなそう

フランス語の動詞には現在形、近接未来(aller+動詞不定形)、複合過去、半過去、単純未来など、
さまざまな時制があります。
Skypeレッスンで日々勉強している皆さんも、少しずつ時制を使いこなせるようになって、
フランス語会話が上達してきたのではないでしょうか。
でもその中で、大過去=le plus-que-parfait はあまり使う機会がないな・・・・・・なんて思っていませんか?実は日常会話でけっこう使われる場面は多く、せっかく学んだのに使わずに忘れてしまうのはとても残念です。そこで今回は、大過去を含むカンタン便利な一言をご紹介します。

 

大過去ってなに?

だから言ったじゃない!

過去のある時点から見て、それより前に完了済みの行為を表す時制それが大過去です。
・・・・・・と、理屈で説明するとなんだかわかりにくいですよね。
フランス語のフレーズをそのまま覚えてしまいましょう。

簡単にひとこと

「言ったじゃない!」「言ったじゃないですか!」と軽く責めたくなる時って、日々の生活ではあるものです。そんなときに大過去を使って、このように言います。

Je t’avais dit ! (ジュタヴェディ)
Je vous avais dit ! (ジュヴザヴェディ)

相手がなにかミスをしたり忘れてしまったりしたとき、その行為が起こった過去の時点を基準にして、
それ以前に「私はあなたに…するように言いましたよ」という意味なので、direの時制は大過去となります。

もう少し詳しく

この一言の後ろに「de+動詞不定形」をつけると

Je vous avais dit de lire ce document.
(この資料を読んでおくように言ったじゃないですか。)

といった、より詳しい文が作れるので便利ですよ。
ちなみに「dire de 動詞不定形」は「・・・・・・するように言う」という指示を表す熟語です。

 

言ったじゃない! ” Je t’avais dit ! ”
しかるべきシチュエーションで、ぜひ使ってみてください。

 

まとめ

使いこなせるようになれば表現の幅がぐっと広がる大過去。
日常会話でサラッと言えるように練習しておきましょう。

ただしSkypeレッスンでは
“Je vous avais dit de faire le devoir !”   (宿題をしておくように言ったじゃないですか!)
と叱られることがないように気をつけてくださいね。

執筆:アンサンブルアンフランセ講師 Miwa

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