猫かと思ったら…”tomber à la renverse”した出来事

2018.07.26

Je suis tombé à la renverse

私は山形市の北方に広がる平地に住んでおります。旧家で部屋を借りていて、周辺は見渡す限り水田で背景に山があります。

実に綺麗なところで、そして都会ではとても想像できない静けさもあります。パソコンでレッスンを教えているときに、最高だなと思っておりました。

しかし最近家のすぐ隣に高速道路の工事が始まりました。土を運ぶトラックやクレーンの軋む音などで、 Adieu, silence adore. ※1でした!

 

窓を開けて仕事をしていたら

歌が聞こえ…

ある日家で窓を開けて仕事をしていたら、何処からともなく歌が聞こえてきました。その上、まるで演歌のプロのような声で、 Tiens, mais qui c’est qui chante ? ※2とビックリしました。

まさか工事の人ではあるまいなと思いましたが、外をのぞいてみるとその人しか見られなくて、 Bon, l’habit fait pas le moine ! ※3と反省しました。工事の人の隠し芸というものかと思って仕事の続きに務めました。

猫のわめきが聞こえ…

それから20分が経つとそとから突然大きな音がして、そして人か猫かの喚きが2、3回聞こえました。

猫かと思ったら

焦って窓から何度も確認したが何もなかったようだし、仕事の途中だったのでパソコンから離れないことにしました。どうせ野良猫が闘っている音に違いないと思い納得しました。

Bon, ce n’était rien.※4

警察官が来て…

更に30分経つと、驚いたことに警察官二人が玄関に立っています。お話を伺ったところ、壁の塗装に来ていた業者さんが屋根から落ちたとのことでした。怪我して立ち上がれない状態で、自らの携帯電話で救急車を呼び病院にいったそうでありました。

その時、Je suis tombé à la renverse !※5

最初そんなことはないと思いましたが、考えてみるとあのセンスのいい歌い声は工事の人ではなかったかもしれない、あの喚きは猫ではなかったかもしれない・・・。全てがあのかわいそうな塗装の業者さんだったと理解して、あわてました。

 

大事に至らずなによりでした

実際にあったことですが、怪我した業者さんは回復したそうです。どうぞご心配なさらないようにお願い致します。

さて、文章にはさまれているフランス語は分かりましたか

執筆 Matthieu
※上記の日本語はMatthieu先生が書いたものに一部修正を加えたものです。
日本語が堪能なMatthieu先生は、レッスンでも日本語可能です。ぜひ一度お試しください。(スタッフ)

【文中に出てきたフランス語の和訳】
※1 もう、静かにしてよ
※2 おや、歌っているのはだれ?
※3 そうだね、人は見かけによらないね!
※4 さて、なんでもなかったのか
※5 僕はびっくり仰天した!

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