「受ける」動作をオールマイティに表現!avoirの複合過去

2017.11.30

avoir

「複合過去」は最もよく使う時制と言っても過言ではありません。中でも一見使いにくいようで、実はオールマイティな基本動詞 “avoir “の複合過去についてお話します。

 

avoirの複合過去とは

avoirの複合過去

avoirは助動詞として使うイメージが定着しています。そのせいか「avoirの複合過去はなんでしょう」と生徒に質問すると「えっ?avoirの複合過去ってあるんですか?」と戸惑われるのですが、答えはもちろん・・・・・・あります!

複合過去の文型は「助動詞avoir(またはêtre)の現在形+過去分詞」

avoirの助動詞は “avoir “(avoirは「往来発着の動詞」ではないため)
avoirの過去分詞は “eu “ (発音はユ)
・・・・・・というわけで複合過去は “avoir eu” です。

avoirは「持つ」という意味であり、その複合過去avoir euは「持った」となるわけですが、「~を持った」という文は、滅多に作る機会が無さそうな気がしますよね。ところがこの予想に反し、avoirの複合過去は会話でもしょっちゅう耳にします。

 

avoir eu を使った例文

J’ai eu un beau cadeau d’anniversaire.
(私は素敵な誕生日プレゼントをもらった。)

J’ai eu une bonne note en anglais.
(私は英語でいい点を取った。)

J’ai eu un coup de pied de Paul.
(僕はポールに足蹴りを食らった。)

J’ai eu un accident de voiture le mois dernier.
(私は先月、自動車事故に遭った。)

 

まとめ

このように「もらう」「取る」「食らう」「遭う」といった、あらゆる意味で「受ける」ことを表す動作はすべてこのavoirが引き受けてくれるので、とっても便利なのです。

音も短くオールマイティな “J’ai eu (+名詞)” 。これからぜひ積極的に使ってみてくださいね。

執筆:アンサンブルアンフランセ講師 Miwa

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