フランス どこへ行く?今年の夏のバカンス マクロン大統領国境再開に意欲

2020.06.09
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フランス人今年の夏のバカンスはどこへ?

6月9日(火)、フランス国内での新型コロナウイルス感染が沈静化する中、今年の7月から8月にかけて夏のバカンスシーズンを迎えるフランス国民の動向が注目されます。ロックダウンの段階的解除でフランス国内の移動は自由になりましたが、欧州内の国境はこれからという状況において、今年は国内旅行が主流になると見られています。また、例年にないトレンドも見受けられます。

 

夏休みの予約は遅く、「どこに行っていいかわからない」

フランス旅行業協会(Les Entreprise du Voyage)の発表によると、今年の夏のバカンスの予約状況は、7月1日の開始から1ヶ月を切った今でもまだ弱含みです。

最近のアンケート調査では、新型コロナウイルス による休業などで収入が減少したり、先行きに不安を感じる人が多いことから、今年はフランス人の2人に一人は「バカンスに行かない」と答えています。

また、旅行に行く余裕のある人も、まだ行き先が決まっていない人ががほとんどです。

フランス国内旅行を優先

現在入っている予約の8割はフランス国内旅行で、傾向としては海より山の方が人気のようです。

ロックダウン第2弾解除から3週間が経ち、現在ほとんどのビーチは解禁されています。しかしながら、今のところビーチにタオルを敷いて同じ場所に長時間寝そべるといった「滞在」が禁止されているため、例年のような「ビーチリゾート滞在型」の旅行より、ハイキングなどの「アクティヴィティ」を重視する傾向があります。

 

海外旅行はわずか、欧州内外の入国制限緩和がカギ

一方、海外旅行は全体の2割にも満たない状況です。

例年人気の高いギリシャ、スペインなど欧州内の国々を中心に徐々に予約が入り始めていますが、検疫による自主隔離などの条件次第では、行き先の変更を強いられる可能性があります。

マクロン大統領は、シェンゲン協定内の国境再開に意欲を見せ、イギリス、スペインなど、フランス人に対して14日間の自主隔離を要請している国を除く全ての国に対し、今月15日から平常通りの入国を認める意向を示しています。

ちなみに、すでにドイツ、ルクセンブルグ、ベルギーとは、条件つきで国境が再開されています。

シェンゲン協定外の国から協定加盟国内への入国に関しても、来週6月19日(金)に行われる欧州内務大臣のビデオ会議にて、7月1日からの入国禁止解除を提案することになっています。

 

自宅でバカンス?プール販売増

コロナ禍の影響で、今年の夏のバカンスは遠くに行かず自宅や近場で有意義に過ごそうという人も多いようです。

南仏では、たくさんの人が集まるビーチに行かず、自宅にプールを設置して家族で過ごそうという人が急増しています。

プール業者によると、時間のあるロックダウン中に価格や条件をインターネットで調べ、解除と同時に例年の4倍にものぼる注文が殺到しています。

特に、建設許可のいらない10平米以下のプールが人気で、価格は3万ユーロ(約369万円/1ユーロ=約123円)前後です。また、プールよりさらに手頃なジャグジーも人気で、こちらは3000ユーロ(約36万円)から購入できます。

 

キャンプ人気、キャンピングカーも販売増

アンケートで今年の夏休みは旅行に「行く」と答えた人のうち、約20%が「キャンプをする」と答えています。

関係者は3月中旬から2ヶ月間にわたる外出禁止令の反動で、自然と自由を求める傾向が強まったことが「キャンプ人気」に繋がったと見ています。

さらに、公共交通機関による長時間の移動や、宿泊施設における感染を懸念してか、家族だけで移動し宿泊できるキャンピングカーの売上が20%も増えています。

執筆:マダム・カトウ

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