メーデーを明日に控え、警察が警戒を強化

2019.04.30
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29日(火)、メーデー(5月1日)を2日後に控え、昨年のメーデーで暴徒化したブラック・ブロックス(black blocs)と呼ばれる武装集団およそ1,200人がデモ行進を妨害したり、近隣の商店を破壊、放火するなどした経緯を受け、警察は警戒を強めていると発表しました。

 

1,200人の暴徒が暴れた昨年のメーデー

毎年5月1日には、労働組合や左派政党などの労働者団体が主体となり、労働条件の改善や権利向上などを訴えるためにデモ行進(メーデー/Le Premier mai もしくは journée internationale des travailleurs)が行われています。

しかし、これまでにも2016年に火炎瓶が投げ込まれるなどの破壊行為が行われるなど、度々混乱を引き起こしてきました。昨年2018年には、メーデーのデモ行進に紛れ込んだ、およそ1,200人のブラック・ブロックスと呼ばれる10代の若者を中心とした武装集団が暴徒化し、31ヶ所の店舗や事務所などが破壊、放火されるなど甚大な被害を受けました。およそ1,500名の警官が動員され、283名が逮捕されました。

関連記事:パリのメーデーで武装集団が破壊行為 200人超逮捕 2018.05.01

水際での取り締まりの欠如が原因か

当時、警察労働組合(UNSA Police)のダヴィッド・ミショ(David Michaux)代表はメディアのインタビューに対し「我々は、(若者たちが)覆面で顔を覆い隠し始めたことに気が付いていた。彼らは(破壊するための)道具をリュックサックの中に忍ばせていたのだ。しかし、それを取り締まることが出来なかった。問題はそこにある。」と、水際で取り締まることが出来なかったことが、暴動がエスカレートした原因だと述べています。

 

黄色いベスト運動と連動する恐れ

警察は、今年のメーデーのデモ行進にも再びブラック・ブロックスが参加するのではないかと警戒を強めています。また、今年は昨年11月より続いている黄色いベスト運動もメーデーに加わることが予想されている為、昨年のメーデー以上に破壊行為や放火など、暴動がエスカレートすることが懸念されています。

バスティーユ広場(Place de la Bastille)からレピュブリック広場(Place de la République)にかけて、大規模なデモ行進が行われる可能性があります。また、その他にも人が多く集まる場所などでは集会や暴動が起きる可能性があり、公共交通機関が大幅に乱れることが考えられます。

不要不急の外出は控え、身の安全の確保に努めるようにしてください。

執筆:Daisuke

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