4日(火)、エドゥアール・フィリップ (Édouard Philippe)首相は、2000年以降続いているたばこ価格の高騰は、本来予定されていた価格引き上げの一環である、と述べました。
フィリップ首相の発表によると、これは政府が進めているニコチン中毒を防ぐ政策の一つで、今後2022年までの5年間で、タバコの価格は更に上昇し、一箱10ユーロ(日本円でおよそ1,300円※)まで引き上げられます。
OFDT(Observatoire français des drogues et des toxicomanies:フランス麻薬及びニコチン中毒監視所)によると、フランスで最も売れているマールボロの価格は2000年には3.20ユーロ(およそ420円)だったものが、2015年以降は7ユーロ(およそ910円)にまで値上がりしています。この15年間のインフレ率が25.38%だったことに対して、タバコ価格は120%も価格が上昇しています。
※1ユーロ130円で計算しています。
喫煙者にとって、ますます厳しい状況となることは避けられません。
執筆:Daisuke