8日(火)夜、フランス農務省は、フランスの企業5社が殺虫剤成分であるフィプロニルに汚染された卵をオランダとベルギーから輸入していた、と発表しました。
※イメージ(写真の卵は記事内容とは関係ありません)
農務省によると、それらの企業は、フランス中西部のヴィエンヌ(la Vienne)、メーヌ・エ・ロワール( le Maine-et-Loire)、北部のパ=ド=カレー(le Pas-de-Calais)、ノール(le Nord)、北西部ブルターニュ地方のモルビアン(le Morbihan)、のそれぞれ5つの地域にまたがり、業者は汚染された卵を既に使用、出荷したことを認めています。現在、農務省は毒性の計測、および汚染された卵の出荷先の特定を急いでいます。
メーヌ・エ・ロワールの業者はオランダの企業から3万個の卵を輸入していますが、既にその卵が使用された製品を特定していると述べています。また、ヴィエンヌの業者はオランダから5トンの卵を輸入していて、月曜日の段階で予防措置として、同国から輸入されたおよそ50tの卵を既に回収しています。
フィプロニルは、ゴキブリやノミ、アリ、シロアリなどの駆除に使用される殺虫剤の成分で、人が口から0.14mg摂取した場合、軽度の意識障害が報告されています。
執筆:Daisuke