2017年は過去5番目に気温が高く雨が少ない年だった、と発表されました。
フランス気象局(Météo-France)によると、年間の平均気温は通常を0.8℃も上回る13.4度を記録し、これは1900年の統計以来、過去5番目に高い記録です。特に、2月、3月、6月は通常よりも2℃以上も高く、1900年以降2番目の記録です。これまでに、1959年、2003年、2011年そして2015年が最も高温で乾燥した年として記録されています。
また、降水量も例年より10%以上低く、特に4月と10月の降水量は例年の50%を下回ったと報告されています。また、5月から11月の間は、コルシカ(Corse)島を含む地中海周辺ではほとんど降雨は観測されず、プロヴァンス・アルプス・コートダジュール(Provence-Alpes-Côte d’Azur)地方では、例年の40%の降水量となりました。
一方、1月と2月にはコルシカ島では記録的な大雨と大雪が観測され、2017年は気候変動の影響が顕著に表れた一年となりました。2018年は一体どのような年になるのでしょうか。
執筆:Daisuke