フランス EU域外からの入国は検査必須に マルシェではマスク着用義務

2021.12.02

マスク 義務

12月1日(水)、フランス政府報道官のガブリエル・アタル(Gabriel Attal)氏は、新たな入国措置を発表しました。また、フランス経済省は、屋内・屋外のマルシェでマスクの着用を義務付ける方針を示しました。

 

フランスへの入国、EU外からは検査が必須に

EU域外からフランスへ入国する場合、ワクチンを2回(あるいは3回)接種済みの場合でも入国前48時間以内の検査が必要になります。ただし現在のところアタル氏は、PCR検査あるいは抗体検査のどちらとも名言していません。現時点では、政府機関のHP上では変更前の情報が記載されています。渡航予定がある場合は、この新しい措置が導入される可能性を見込み、こまめに情報を確認する必要があります。

在日フランス大使館HP:https://jp.ambafrance.org/-Japonais

EU内部での移動については、規制の変更はありません。ワクチンを接種している場合には検査が必要なく、ワクチンを接種していない場合のみ、入国前24時間以内の陰性証明が必要です(これまでは48時間あるいは72時間以内)。

南アフリカとの行き来を復活するも厳格な制限

アタル氏は、新たな変異種であるオミクロン型の感染源とされる南アフリカ7カ国(南アフリカ、ボツワナ、スワジランド、レソト、ナミビア、ジンバブエ、モザンビーク)との行き来について、フランス政府は11月26日より航空便を停止していました。

12月4日より航空便は復活される予定ですが、行き来が許されるのは、上記7カ国についてのみ、EU加盟国の国民、外交官、船と飛行機の船員に限られます。

帰国を希望するフランス国民は出国時と入国時に検査を受け、入国後7日から10日の隔離が必要です。

入国制限の判断基準を追加

フランス政府は3つのレベルで入国制限の対象国の判断などを行っています。これについても、12月4日からは、感染拡大が進行中かつ変異種が流行している国を分類するレベルを追加する予定です。

このレベルに分類される予定なのは、上記の南アフリカ7カ国、モーリシャス島、ザンビア、マラウイの10カ国です。

 

マルシェなど屋外でもマスク着用義務

フランスの日常生活に欠かせないマルシェ(市場)でも、屋内か屋外かにかかわらず11歳以上の全員にマスクの着用が義務付けられます(6歳以上にはマスク着用を「強く奨励」)。

フランス経済省は、抗菌作用のある、鼻、口、あごまでカバーできるマスクを指定しています。

クリスマスマーケットでもマスク着用義務

また、12月恒例のクリスマスマーケットでも、マスクの着用が義務付けられる見通しです。コロナパスポートの提示については、飲食可能なエリアについてはレストランなどと同じ規制を設けるとしつつ、他のエリアについては議論中とのことです。

オリヴィエ・ヴェラン保健相(Olivier Véran)は、このような措置はクリスマスマーケットにのみ適用され、他の屋内・屋外のマルシェには適用されないとしています。

執筆あお
参照 フランス経済省 ”Protocole sanitaire renforcé pour les marchés couverts et ouverts, dont les marchés de Noël

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