ストラスブール クリスマスマーケット本日より開催 テロ体制強化

2019.11.22

Par Claude Truong-Ngoc / Wikimedia Commons - cc-by-sa-3.0, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=37065774
11月22日(金)、フランス東部の大都市ストラスブール(Strasbourg)の冬の風物詩である、クリスマスマーケット(フランス語はマルシェ・ドゥ・ノエル=Marché de Noël )が本日より開催されます。昨年12月11日に起きたテロ事件を受け、今年はテロ対策特殊部隊が訪問客に混じって警備にあたります。

 

今年450周年の伝統行事

アルザス語で「クリストキンデルスメリク」(Christkindelsmärik)と呼ばれるクリスマスマーケットが最初に開催されたのは16世紀後半で、以来今年で450周年を迎えるストラスブールの重要な伝統行事となっています。

今年も300軒のシャレー(chalet)と呼ばれる山小屋風のスタンドが立ち並び、全長数十キロにもわたるイルミネーションが街中を華やかに彩ります。

市内のクレベール広場(place Kléber)には、高さ30メートルの巨大なクリスマスツリーが設置され、その下にはスケートリンクがオープンします。他にもツリーはグリンメイッセン広場(place Grimmeissen)とマルシェ・ガイヨ広場(place du Marché-Gayot)の2箇所にも飾られます。

 

1年前の教訓活かし、テロ対策で警備強化

昨年12月に5人の犠牲者と11人の負傷者を出したテロの教訓から、今年は例年以上に警備が強化されています。

通常の大きなイベント時に適用される警備体制に加え、特殊な訓練を受けた覆面警官が観光客に紛れ込んで危険人物を発見し、テロ行為を未然に防ぐ対策を行います。

期間中にはグラン・ディル(Grande Ile)と呼ばれる旧市街で約500のショーやコンサートなどのイベントが開催されますが、会場への通行口の数が制限され、無許可の車は進入禁止となります。

 

今年も200万人の観光客予想

世界的に有名なストラスブールのクリスマスマーケットには、今年もフランス内外から200万人の観光客が訪れると予想されています。

今年の特別招待国はレバノンで、中東のキリスト教徒に敬意を表します。

ストラスブールのクリスマスマーケット : 11月22日(金)~12月30日(月)開催
ストラスブール政府観光局のサイト(フランス語または英語)はこちら

執筆 : マダム・カトウ

写真はウィキペデァ・フランスからお借りしました。

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