フランス 11月からガス料金・タバコ値上げ 失業保険制度改正など

2019.10.31
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フランス11月の法施行

明日、11月1日(金)より、ガスやタバコ料金が値上げされ、失業保険の受給資格などが改正されます。

 

失業保険の受給資格など改正

フランスの失業保険の受給資格は、今までは、最低でも《過去28ヵ月の間に4ヵ月就業》したことが前提でしたが、明日11月1日から施行される改正法により《過去24ヵ月の間に6ヵ月以上就業》に変更されます。ただし、53歳以上の受給者の対象期間は《過去36ヵ月の間》と、据え置かれます。

しかし受給資格を厳しくする代わりに、失業保険の最低受給期間が4ヵ月から6ヵ月に延長されます。

受給できる期間の最長は現状の通り、53歳未満で2年間、53歳以上55歳未満で2年半、55歳以上は3年です。

また、今までは失業者が失業中に1ヵ月働くと、1ヵ月(または150時間)失業保険の受給期間が延長されていましたが、今回の改正で、最低でも6ヵ月就業しないと延長されないことになりました。

高所得者への支給額は3割減

職を失うまでの税引き前所得が月々4,500ユーロ(約544,000円)以上の支給額は、現在の支給額から30%マイナスと、大幅に減ることになります。ただし、最低支給額は2,261ユーロ(約273,000円)に設定されています。

転職や起業のための自己都合退職や個人事業主も失業保険対象に

今回の法改正の目玉は、これまで失業保険の対象外だった《自己の都合による退職者》、および個人事業主にも失業保険の権利を認めたことです。

もちろん、自己の都合による退職者に関しては、誰にでも支給されるわけではなく、指定された条件を満たしていなければなりません。

対象になるのは、退職時に同じ会社で5年以上就業していた人のみで、更に《異業種へ転職するための研修受講計画》か、《起業への事業計画》などの提出が、退職前の申請時に要求されます。受給の詳細はこちら(フランス語)

 

ガス料金、タバコ値上げ

11月よりガス料金は3%、タバコは1箱約50サンチーム(約60円)値上げされます。

 

身体障害者手当て増額

成年身体障害者手当て(allocation adulte handicapé)は、来月より4.6%増額され、現在の860ユーロ(約104,000円)から900ユーロ(約109,000円)になります。受給対象者の収入にもよりますが、増額の対象になるのは、20歳以上であり、且つ年金を受給できる年齢に達していない、未婚の障害者のみです。

 

学校給食 週1回《ベジタリアン》食が義務に

昨年可決された《農業に関する商いにおける習慣や食品の安全や持続性および公平性関連法》、エガリム法(loi Egalim:Loi pour l’équilibre des relations commerciales dans le secteur agricole et alimentaire et une alimentation saine, durable et accessible à tous)の中の、義務教育の学校給食に関するルールも改正されます。

その項目の一つで決められた《週一回のベジタリアン食(菜食)の導入》が、11月からいよいよ義務化されます。

更に同法により、来年1月からは、給食で用いる使い捨てプラスチック容器などの使用が制限され、まずはペットボトルに入った飲料水、ストロー、使い捨て皿などの使用が禁止されます。

学校給食でベジタリアン食が義務化されるというのは、いかにも、ビーガンなどの菜食主義が盛んなヨーロッパという気がしますね。

執筆:マダム・カトウ

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