10月18日(金)、世界25か国181の名高いレストランから成る非営利団体「レ・グランド・ターブル・デュ・モンド(Les Grandes Tables du Monde)」は、今年度の世界最高のパティシエにフランス人のフランソワ・ペレ(François Perret)氏を選びました。
3年連続フランス人が受賞
レ・グランド・ターブル・デュ・モンドは1954年に設立されて以来、厳選された181店の中から世界最高のレストランとパティシエを選出しています。
今年は、レストランデザートを作るパティシエに贈られる《世界最高のレストランパティシエ賞》(Prix Valrhona du Meilleur Pâtissier de Restaurant du Monde)に、パリの最高級ホテル、ホテルリッツ(le Ritz Paris)内のレストランエスパドン(la Table de l’Espadon)のパティシエ長、フランソワ・ペレ氏が選ばれました。
その結果、昨年の受賞者クリステル・ブルア(Christelle Brua)(2018) 、一昨年のセドリック・グロレ(Cédric Grolet) (2017)に続き、3年連続フランス人がこの栄誉に輝いています。
若干39歳、マドレーヌやマーブルケーキなど、伝統のお菓子を大胆にアレンジ
ペレ氏は39歳の若さですが、これまでにパリの最高級ホテル、ル・ムーリス(le Meurice)、フォーシーズンズ・ジョルジュサンク(le Georges V)、ホテルランカスター(l’hôtel Lancaster)およびシャングリラホテル(le Shangri-La)などのレストランパティシエを経験し、3年前からリニューアルオープンしたホテルリッツで勤務しています。
《巨大なマドレーヌ》やマーブルケーキ、ジャンドゥーヤのバルケット(パイ)などに代表される氏の作品は、味覚、視覚の両方において群を抜いていることから、今回の受賞に至りました。
パリにお越しの際は、是非一度世界最高のデザートを味わってみませんか?
執筆:マダム・カトウ