毎年恒例の音楽祭、6月21日フランス全土で開催

2019.06.21

6月21日(金)、フランスの夏の風物詩としてすっかり定着した音楽祭、フェット・ドゥ・ラ・ミュージック(Fête de la musique)は今年で38回目を迎えます。本日はフランス全土でプロ、アマチュアを問わずさまざまなコンサートが開催されます。

街中で無料コンサート

クラッシック、エレクトロ、ヒップホップ、ロック、ポップス、さらには伝統音楽まで、さまざまなジャンルのライブが道端やカフェ、特設会場などで行われます。

 

ルーブル美術館でパリ管弦楽団無料コンサート

ルーブル美術館では、ガラス張りのピラミッドの真下あたりで、イギリス人指揮者ダニエル・ハーディング(Daniel Harding)率いるパリ管弦楽団(Orchestre de Paris)が無料コンサートを開催します。

曲目はエクトル・ベルリオーズ(Hector Berlioz)のオペラトロイアの人々(Les Troyens)からの一幕や、ブラームスのバイオリン協奏曲などが予定されています。

22時30分~23時30分まで、ルーブル美術館のピラミッド入り口(中央)またはカルーゼル入り口(Carrousel du Louvre)より入場でき、観客は床に座って鑑賞します。

 

首相官邸マティニョン館でラップのコンサート

フランス首相官邸であるマティニョン館(Matignon)では、昨年のクラッシック音楽コンサートとは打って変わり、フランスで人気の若手ラッパー、ロクサーヌ(Roxaane)、テッサベー(Tessa B)、エレクトロのアリス・エ・モア(Alice et Moi)のライブが予定されています。

マティニョン館中庭(Cour d’honneur de l’Hôtel de Matignon)にて17時から入場が開始され、コンサートは17時30分~翌0時30分まで行われます。

 

大統領官邸ではフレンチポップスのブリジット

昨年エレクトロの大御所カヴィンスキー(Kavinsky)のコンサートで話題を呼んだ大統領官邸エリゼ宮(l’Elysée)ですが、今年は”Sauver ma peau”、”Palladium”などのヒットを飛ばしているフレンチポップスの女性デュオ、ブリジット(Brigitte)を筆頭に、デンマークのソウル歌手アイリス・ゴールド(Iris Gold)やアイルランドの女性デュオ、セイント・シスター(Saint-Sister)らを招待して無料コンサートが行われます。

残念ながらこちらは人気のため既に予約で一杯となり、運よく申し込みできた人は17時30分から行われるライブを大統領夫妻と堪能することができます。

エリゼ宮ライブのプロモーションビデオはこちら

パリメトロは深夜運行時間を延長

その他、街中で多数のアマチュアバンドがコンサートを行っています。そのため本日パリのメトロは運行時間を延長し、1、2、4、6、9、14番線は一晩中動いています。

今日は雨の心配もなさそうです。お近くの方はぜひお出かけください。

執筆:マダム・カトウ

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