2026年2月13日(金)、バレンタインデーを前に、18歳から30歳までの若者を対象にフランスの地元紙が調査会社に依頼した世論調査によると、フランスの若者の大半が「カップルとしての生活」を理想としていることが明らかになりました。予想に反した保守的な傾向がみられる一方、性的指向については「異性愛者以外」とする若者が増えているようです。
フランスのZ世代、意外と保守的?なワケ
Z世代の理想の生活はどんな生活なのか?を問う世論調査が今年も行われ、回答者の80%が「カップルでの生活」と答えています。
これは、昨年行われた同様の調査結果から9ポイントも増えています。
Z世代を取り巻く今の環境は、地球温暖化による気候変動、戦争や紛争、世界の二極化による政情不安、インフレなど、彼らの将来への不安材料に満ちています。
そんな中で「こころの安らぎをパートナーに求めている」のでしょうか?
Z世代を取り巻く不安な環境、若年層ほど保守的
地元紙によると、神経科学および性科学専門の医師、オロール・マレ=カラス(Aurore Malet-Karas)氏は、今回の調査結果に意見を求められ「まったく驚かない」とコメントしています。
なぜなら、人はストレスを受けると、カップル、伝統といった「よく知っているものに安心感を感じる」ものなのです。
現実的で実利を追及する世代である彼らの多くが「より伝統的価値観へ回帰している」と同氏は説明しています。
つまり、カップルでいることが、自分を取り巻く不安な世界からの「感情的な逃げ場」であり、「安心な居場所」であるように思われるのです。
この傾向は同じZ世代の中でも、より若年層に強く見られます。
カップルでの生活が理想と答えた人は18歳~24歳で87%、25歳~30歳の74%を大きく上回っています。
Z世代の「カップル」とは?3割が「異性愛者じゃない」
若者に保守的な価値観への回帰傾向が見られる一方で、パートナーシップのあり方は大きく変化しています。パートナーとは「自由な関係」と答えた人が9ポイントと前年比で7ポイントも上昇、そして男女比はほぼ同じです。
回答者の34%が自分は「異性愛者以外」とみなしています。内訳は、9%はバイセクシャル、6%が異性愛に興味を持つ人、となっています。とはいえ、自分を「異性愛者」と認識している人は66%と、まだまだ多数を占めています。
恋愛の悩みやデートのアイデアをAIに相談
Z世代の4割が、恋愛に関することを少なくとも一度はAIに聞いた、と答えています。
質問内容は、恋愛感情についてのアドバイスやデートにお勧めの場所や体験型アクティヴィティなど様々です。
この調査結果に関して意見を求められた心理カウンセラーによると、たとえば「これを彼(彼女)に伝えたいんだけど、相手を怒らせないようにするにはなんていえばいいでしょうか」といった、伝え方を学ぶためのAI活用は有用だということです。
百人百様の恋愛関係、AIの出番ない?
しかしながら、カップル、つまり二人の人間の親密な空間で起こることは、第三者には関係ないわけです。AIは「感情」も普遍化したり、一般化しようとするため、自分たちにはあてはまらない答えをだしてしまうことになります。
AIのアドバイス、参考程度にして、全部鵜呑みにしないほうがいいかもしれません。
執筆:マダム・カトウ












