2024年7月23日(火)、市中開催のパリ五輪開会式を26日(金)に控え、パリ市内の治安強化のため河岸沿いエリアの通行が大幅に規制されています。ルーブル美術館やオルセー美術館は開会式前日の25日から26日の2日間閉館します。選手村では続々と各国の選手団が到着、東京オリンピックでも利用された段ボール素材のベッドが固いとまたまた話題になっています。
ルーブル美術館・オルセー美術館、開会式前日および当日は閉館
パリの二大美術館はセーヌ河岸沿いにあるため、開会式の前日25日(木)、当日26日(金)の2日間閉館されます。通常の閉館日以外で閉館するのはこの2日間のみで、それ以外はオリンピック期間中も開館しています。
オリンピック期間中も開館、QRコードも不要
セーヌ河岸に位置することから、開会式の前日からレッドゾーン(zone rouge)に指定されていますが、歩行者は通行できるためビジットにオリンピックパス(pass jeux)と呼ばれるQRコードは不要です。勘違いする人が多いせいか、両美術館とも公式サイトでも「不要」をアピールしています。
オルセー美術館は現時点で8月以降の入場予約がオープンになっていません。当日窓口で入場券が購入できますが、改装工事中で月、木、金が特別閉館との案内があり、訪問予定の方は注意が必要です。
開会式当日は開会式の入場券を所持している人とQRコードの所持者のみ通行できます。このルールは競技場周辺にも適用されます。
選手村の段ボールのベッド、「硬すぎ」て選手は筋肉痛?
東京オリンピックでデビュー、今回も利用される選手村の段ボール製ベッドは「石のように頑丈」と早速選手らがSNSに投稿しています。
日本の寝具メーカー、エアーウィーヴ(Airweave)社製で東京オリンピックでも採用されたものです。素材の80%はリサイクル素材、一部は東京オリンピックでも使用されたもので、フランスで組み立てられています。
東京オリンピックにも出場したイギリスチーム飛び込みのトム・デイリー選手はベッドの上でジャンプし「かなり頑丈」とコメント、また、オーストラリアのウォーターポロの選手、マチルダ・キーアンズは、「筋肉痛になったから早速マッサージしてもらった」とコメントしています。
どれだけ頑丈かが証明するように、7人制ラグビーアイルランド代表の、ハリー・マックノルティ選手とジョーダン・コンロイ選手の2人がジャンプしたり飛び乗ってもベッドはびくともしません。
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開会式を待たずして明日、日本7人制ラグビーとサッカー初戦
パリ五輪のプログラムは公式サイトで確認できます。
26日の開会式を待たずして、明日24日(水)から7人制ラグビー、サッカーなどのオリンピック競技が開催され、早速日本チームの2試合が予定されています。
がんばれニッポン!
18時;7人制ラグビー、日本 対 ニュージーランド
21時:7人制ラグビー、日本 対 アイルランド
19時:サッカー、日本 対 パラグアイ
注)時間はフランス時間
執筆:マダム・カトウ