前回はフランス語学習を始める前段階についてお話ししましたが、さて、いよいよ4月。大学の授業が始まりました。フランス語は文法の授業2コマと、ネイティブの先生による会話の授業の計3コマが必修。私はもう1コマ、会話の授業をとっていました。文法の授業では、最初に発音のルールを口の構造の図を使って習い、いよいよ文法の学習がスタート。とりあえずは、順調にすべりだしました。
会話の授業はネイティブの先生
そしてネイティブの先生の会話の授業初日。先生が教室にいらっしゃるなり、ぺらぺらと何かをしゃべっています。え、え、え!?とざわつく教室。そう、いきなり、全てフランス語で授業が始まったのです!文法の授業も一度しか受けていないというのに、クラス中大混乱。
何やら先生が自己紹介をしたらしい(名前しか理解できず・・・)、と思ったら、次は出席確認。” Monsieur ○○ ? ” ” Oui.” のやりとりから始まり、男子学生は” Présent.” 、女子学生は ” Présente. “(どちらも、「出席しています」の意味です)と答えるように指示されているらしい、と何となく分かって返事。
そして次は、” Qu’est-ce que c’est ? ” ” C’est un livre.” のやりとりが始まりました。「これは何ですか?」と質問されていることは分かったものの、物の名前が分からないので答えられない!そしてなにより、「分かりません」が言えない!!!こんな学生たちの反応を楽しむかのように、先生から次々に浴びせかけられる質問。
あとがき
そして・・・授業終了5分前、先生は流暢な日本語でさらさら~っと宿題を述べ、Bon appétit ! と言って教室を去っていったのでした。
や・ら・れ・た~~~~!!!
次回は先生の質問にひとつは答えてみせるぞ!と、このとき、少しフランス語への闘志が燃え始めました。
執筆 momo