5日(土)深夜、パリ7区にあるエッフェル塔(la Tour Eiffel)にナイフを持った男が侵入しようとし、逮捕されました。
夜のエッフェル塔の様子(トロカデロ広場より撮影)
23時30分頃、男がセキュリティチェック付近でナイフを振り回し、「アラーアクバル(神は偉大なり)」と叫びながらエッフェル塔に侵入しようとしました。犯人はすぐに治安部隊らによって取り押さえられ、抵抗することなく逮捕されました。
現地の報道によると、容疑者はモーリタニア出身のフランス人の19歳の男で、これまでに精神科に数か月入院しており、7月27日に新たに6か月の入院延長措置をとられており、8月4日から6日の間は外出許可を受けたばかりとのことです。容疑者は、兵士を殺害したかったと供述していて、現在、テロ事件として捜査中ですが、イスラム国に影響を受けた可能性が高いと見られています。
2015年1月7日の新聞社襲撃事件(シャルリー・エブド襲撃事件)以降、フランスではテロによって合計239名が死亡しており、依然テロの脅威にさらされています。
観光地を狙った事件が頻発しています。フランスへ渡航予定のある方、滞在中の方は安全の確保に努めてください。万が一不測の事態に巻き込まれてしまった時の為、緊急連絡先などを確認しておきましょう。
在フランス日本国大使館HP⇒http://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/
財務省海外安全ホームページ⇒http://www.anzen.mofa.go.jp/
パリ安全ガイド(パリ市作成)⇒http://www.fr.emb-japan.go.jp/jp/anzen/pdf/guide_paris_2013_JAPONAIS.pdf
執筆:Daisuke