2月28日(火)朝、フランス国内で自爆テロ行為を企てたとして、4人の少女が逮捕されました。その中の一人、18歳の少女はパリから北へおよそ35キロのクレイユ(Creil)で国内治安総局(la DGSI)によって、逮捕されました。残りの3名(14歳、16歳、17歳)はパリ地域圏で逮捕されています。
少女たちは2016年の夏以降、諜報機関による監視対象となっていて、彼女たちの「危険な側面」を調査するため、今回の逮捕にいたりました。
現時点では、彼女たちがどのようなテロ行為を計画していたのかは明らかにされていません。しかし、シリアで死亡したラシッド・カシム容疑者のインスタントメッセージサービス「ライオネス(les lionnes)」に登録していて、昨年9月のパリのノートルダム大聖堂でガスボンベを用いたテロ未遂事件と酷似していて、ラシッド・カシム容疑者の影響力が強いことを物語っています。また、彼女たちはISIS(イスラム国)に忠誠を誓うビデオをフランスのISIS関係者に送っていたことも明らかになっています。
引き続き、テロに対する警戒が求められます。
執筆:Daisuke