21日(火)にBFMTV.より発表された最新の世論調査によると、2017年の大統領選挙の第一回投票で誰に投票するかという問いに対して、27~28%の人が極右政党「国民戦線」党首のマリーヌ・ル・ペン(Marine Le Pen)氏に投票すると答え、ル・ペン氏が決選投票へ勝ち進む可能性が出てきました。
ル・ペン氏は他の候補者を大きくひき離していて、にわかに同氏が次期大統領になる可能性も現実味をおびてきました。しかし、決選投票を勝利するためには、同氏が前面に押し出している愛国心だけではなく、更に踏み込んだ政策を訴える必要があり、引き続き混戦が予想されます。
世論調査の結果 (敬称略)
マリーヌ・ル・ペン 国民戦線 28%(前回より2ポイント増)
フランソワ・フィヨン(François Fillon) 共和党 21%(3ポイント増)
エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron) 前進! 18.5%(5ポイント減)
ブノワ・アモン(Benoît Hamon) 社会党 13%(2.5ポイント減)
ジャン-リュック・メランション(Jean-Luc Mélenchon) 左翼党 13%(前回比なし)
執筆:Daisuke