フランス料理店でどの食前酒を選んでいいか困ったことはありませんか。種類が多いので何を選べばいいのかわからないという事もあると思います。今回は、フランスで人気の食前酒や飲むことで得られる効果、そして知っておくと役立つ食事のマナーについてお話しします。
フランス料理での食前酒の効果とは?
レストランで食事をする楽しいひととき、美味しいお料理に気持ちのよいサービスがあれば極上の時間を過ごすことができます。なかでも食前酒はそんな素敵な時間のスタートの1歩といえるでしょう。
食前酒はお料理を頂く前に軽く喉を潤し、気持ちをリラックスするための1杯です。くつろいで楽しむための大切な役割もはたします。食事中の食前酒はボトルワインを皆でシェアする場合が多いので、各自好きな飲み物を頼むといいでしょう。
種類豊富!フランスで人気の食前酒はこれ!
食前酒といっても種類は様々なので、フランス人が好む種類を幾つかあげてみましょう。フランス人もビール好きなので、ビールカクテル系を注文している人をよく見かけます。ビールとベリー系シロップのハーモニーが素敵なモナコ ( Monaco ) や、ソーダとビールの組み合わせがさっぱりとした味わいのパナシェ ( panaché ) などビールにシロップが入る少し甘味のあるテイストが好まれます。
白ワインとリキュールを合わせたキール ( kir ) もみな大好きです。代表的なのはカシス風味ですが、お店によってピーチ、ブルーベリー、マロンなど数種類のフレーバーを揃えていることもあります。
カップルの記念日などには、シャンパンやシャンパンにリキュールが入るキールロワイヤル ( kir royale ) も人気です。また、食前酒として冷えた白ワイン、ロゼワインをグラスで頼むこともまったく問題ありません。
パスティス ( pastis ) という、アニスをベースにしたお酒も年配の男性に人気があります。フランスでは夏の食前酒代表ともいえるパスティスですが、アニスの風味に慣れていない日本人には少し飲みづらいかもしれません。
お酒が苦手な人におすすめの1杯!
お酒が苦手でも、ペリエやフレッシュジュース、オレンジーナやコーラなども頼めるので心配ありません。食事に響かない程度の1杯なので、シロップの炭酸割りなどもオーダー可能です。お店によってはノンアルコールカクテルもありますので、たずねてみてください。
オリジナルカクテルはお店によって異なりますが、数種類のフルーツジュースをミックスさせたものをベースにしています。シロップで色付けし、見た目も美しいものが多いです。自宅ではなかなか作らない配合が多いので、ノンアルコールカクテルにチャレンジしてみるのも面白いと思います。
まとめ
食前酒は難しく考えずに、リラックスモードONのスイッチとして好きなものを頼むといいと思います。食前酒で気を付けるマナーは1つ、お食事が始まる前に飲み切ってしまうことです。ぜひフランスでレストランに入った際は、食前酒も含めてお料理を楽しんでくださいね。
執筆 YUKO