夏のフランス流バーベキューの楽しみ方!人気の食材と付け合せ料理もご紹介

2025.07.24

フランスも7月、8月は夏で、多くの人が長期の夏季休暇に入ります。ここ最近は猛暑で気温が35度まで上がる日もありますが、外では元気に動き回るフランス人の姿が…。彼らのスタミナ源はどこからくるのでしょうか?今回は、フランス人が大好きな夏の定番料理について紹介いたします。

 

意外?!フランス人のバーベキューの楽しみ方

バーベキューというと、キャンプに行ったときや川や海に行ったときに、友人たちとワイワイやるイメージがありますよね。しかしフランスのバーベキューは家でやることが多く、庭にバーベキューセットが当たり前のように置いてあったりします。休暇の多い夏は時間に余裕があるせいか、家族や友人と集まってガーデンパーティを頻繁にしています。

「そういうことをするのは、庭などスペースがあるお家だけでは?」と考える方もいらっしゃるかもしれません。しかし、マンションでもベランダがある人はバーベキューセットを置いている場合があり、特に人を招かずともベランダでお肉を焼いて食べることを自体を楽しんでいるようです

バーベキューセットや必要な関連グッズは専用の特別コーナーで売られており、炭はスーパーでも手軽に買えます。バーベキューがいかにフランス人に親しまれ、欠かせない夏の定番料理となっているかわかりますね。

私も、引っ越し祝いに電気タイプのバーベキューセットを頂いたことがあります。少し驚きましたが、そのときに初めてフランスの家庭で愛用されるものなのだと認識しました。

 

フランスのバーベキュー 不動の人気の食材はこれ!

メインはやはりお肉です!不動の人気を誇るグリル用のソーセージ2種類を紹介します。

メルゲーズ ( Merguez )

見た目は赤っぽいソーセージです。羊肉や牛肉をベースにクミン、パプリカ、チリパウダーなどで風味付けされているので、少しピリッとした辛さがあります。

シポラタ ( Chipolata )

見た目は白っぽいソーセージです。豚肉をベースにタイム、セージなどのハーブで風味付けされていおり、シンプルな味わいです。

他には、すでに串焼きに形成された牛肉や鶏肉、マリネにされているお肉など、お店で売られている食材を使って簡単にバーベキューを楽しんでいます。

 

肉のうまみを引き立てる付け合わせ

バーベキューのときによく作られる付け合わせサラダ3品を紹介します。肉の味わいを引き立ててくれるのでおすすめです。

1.ライスサラダ

日本人にはあまりなじみがないですが、ライスサラダはフランスで人気の家庭料理の1つです。

【作り方】
茹でたお米を冷まし、小さくダイスカットしたパプリカ、トマト、キュウリ、缶詰のトウモロコシ、ツナ、茹で卵などを加えてドレッシング加えてよく混ぜて完成です。
ドレッシングは、マスタード・ビネガー・サラダオイル・塩・コショウで作るビネグレットソース。さっぱりとした味付けが塩気の強いお肉とよく合います

2.レンズマメのサラダ

フランス人がよく利用するレンズマメ。鉄分が多く含まれ栄養価が高く、前日に豆を水で戻さなくてもすぐに調理できる優れものです。レンズマメには緑とブロンドと呼ばれる茶色の2種類があり、どちらを使っても大丈夫です。

【作り方】
茹でたレンズ豆を冷まし、ダイスカットしたトマトまたはミニトマト、みじん切りにした紫玉ねぎ、ギリシャのフェタチーズ、ミントやバジリコなどのフレッシュハーブを加えます。
ドレッシングは、オリーブオイルとレモン汁、塩、コショウです。お好みでニンニクのみじん切りを加えるのもおすすめ。

3.ミントが爽やかなタブレ

タブレは、中東料理でよく使われる小さな粒状のクスクスというパスタを使います。クスクスは熱湯を注いで5分放置ですぐに食べられるので、下準備が本当に簡単です。

【作り方】
加熱して冷ましたクスクスに、トマト、きゅうり、黒オリーブをダイスカットしたものを加え、大量のミント、あればパセリも加えます。
オリーブオイルとレモン汁、塩、コショウで味付けをします。お肉との相性も抜群で、ミントの爽やかさが口の中いっぱいに広がり後味も爽快に。暑い夏の時短料理としても重宝します。

これら3品はバーベキューのときだけでなく、フランス家庭で日常的に作られています。トマトやキュウリという夏野菜のみずみずしさがさっぱりとした後味にしてくれ、お肉の付け合せにピッタリ。バーベキューのときは大きなボウルにたっぷり作り頂きます。

 

暑い夏、手間をかけずに楽しめるデザート

フランスで夏が旬のフルーツは、スイカメロンプラムなどです。手ごろな価格で手に入り、甘くてとてもおいしいので、夏はフルーツを楽しむ時期といえるでしょう。

また、イチゴを使った夏のフルーツデザートもあります。洗ったイチゴを2つにカットし砂糖を絡めて事前に冷やしておき、食べるときに市販のボンベ式ホイップクリームをたっぷりかけるのがフランス人が大好きな食べ方です。

さらに、市販のアイスクリームを数種類出してきて、各自が好みのものを選ぶのも夏のデザートスタイルです。フランスでは多くの家庭が専用冷凍庫を持っているので、アイスのストックも沢山あってびっくりします。家庭によって常備しているアイスクリームのフレーバーが違うので、普段食べない味を発見するなどおもしろい経験ができます。

 

まとめ

バーベキューは手間をかけずに食事を楽しむための工夫が詰まった、フランスの夏の定番料理です。フランス人にとって、ゆったりとした時間を感じられる夏のお楽しみといえるでしょう。「バーベキューするからうちにおいで!」とお誘いを受けたり、誘ったりして、お肉を食べてエネルギーチャージ!がフランススタイル。それが、暑さを乗り切り元気に動く秘訣なのかもしれせんね。

執筆 YUKO

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