旅行や出張などの理由で日本からフランスにお土産を持っていく場合、何を選んだら良いか迷う方もいらっしゃるかもしれません。せっかくなら喜んでもらえるものがいいですよね。そこで今回は、フランスで喜んでもらえる日本のお土産を紹介します。
フランスでも楽しめる和食と日本文化
フランスに住んでいると、日本のものが恋しくなるときがあります。しかし「おいしいお寿司が食べたい！」「日本の活字が恋しい！」という時代は終わりつつあるかもしれません。以前に比べたら、フランスの日本食レストランもお寿司屋さんのレベルも少しずつ上がってきているからです。また、味と値段はさておき、病院の売店ではサンドイッチの隣に日本のおにぎりも販売されています。
以前は日本語の本もありがたい存在でしたが、配信映像や電子書籍などサブスクの誕生のおかげで、フランスにいながらも日本のドラマや本を楽しめるようになりました。このように、現在では日本のものがだいぶ簡単に手に入るようになっているのです。
和食が恋しくなったら日本食材店へ
フランス在住の日本人や、日本食が好きなフランス人は、日本食材のお店を利用して食材調達しています。パリなどの大都市には日本食材店があり、日本の食材はほとんど揃うようになっています。地方都市もしかり、郊外にあるアジア系食品スーパーへ行けば、よりどりみどりの日本食材が並んでいるのです。
日本の調味料、お菓子はもちろん、和食で人気の豆腐や油揚げなどの大豆食品を簡単に見つけることができるでしょう。さらに、ご飯のお供であるふりかけやお茶漬けの元、お餅やどら焼きなどの和菓子まで売られています。更に、日本人にお馴染みのヤクルトは、アジア食材店よりモノプリなどのチェーン展開しているスーパーで調達可能です。
日本の雑貨や文具も人気！
日本で人気のMUJIやUNIQLOなども大きな都市にはあり、日本同様の製品が売られています。日本よりも値段は高めな場合が多いですが、やはり便利です。
日本の文房具も人気で、本屋さんの一角にある文具コーナーにはポスカやフリクションペン、MONOの消しゴム、ミニチュア消しゴムなども置いてあります。ちなみに私は、日本と同じサイズの畳をインテリアのサイトを通してネット購入しました！
日本からフランスへのお土産選びの注意点
日本からフランスへのお土産として、向こうに売ってないものをと考えて、着物や美しいハンカチ、扇子などの工芸品を選んで持ってくる方もいらっしゃいます。
珍しいものですし美しいので頂くほうも嬉しいのですが、実生活で活用できないとクローゼットの奥にしまい込まれそのままになるパターンが多いです。
フランス人は「美しい素敵なお土産はもったいなくて使えない！」と、皆さんとても大事に保管しています。それもいいのですが、やはり食べてもらったり、使ってもらったりできる実用性のあるものがいかもしれませんね。
日本のお土産選び！迷ったときのおすすめの逸品
在仏の日本人の方へ贈るなら上質な一品を
日本の期間限定のお菓子や質の良い食材がおすすめ。なぜなら、フランスの食材店では基本定番のメーカーのものが中心なので、限定品やお取り寄せレベルのものは手に入りにくいからです。日本からのお土産として差し上げたら、きっと喜ばれると思います。
フランス人の方には和を感じる日用品を
フランス人の方にお土産を持っていく場合、和風の日用品の小物はいかがでしょうか？例えば、ちりめん布で作られた手鏡は、女性なら普段から使うものですし好みを選ばないと思います。
また、ハンカチやミニタオルはあまり使う機会がないフランスですが、かわいい手ぬぐいならインテリアとして飾ったりキッチンで使用したりと幅広く使ってもらえるでしょう。
さらに、日本のものをモチーフにしたキーホルダーやポストカードなど小さくて飾りやすいようで、フランス人もインテリアの一部として置いています。
仕事関係の差し入れには日本製ならではの洋菓子を
取引先などの差し入れには、個別包装されたクッキーなどはいかがでしょう。フランスにもおいしいお菓子はたくさんありますが、美しく個別包装され、上品な甘さで作られている日本の洋菓子はフランス人に人気があります。塩系より甘いもののほうが喜ばれるでしょう。
まとめ
フランスは日本ほどお土産文化が根付いていません。ですから、絶対にお土産を持っていかないといけないということではないですが、頂くとやはり嬉しいものです。お世話になった方や大切な人に贈り物を選ぶ時間は楽しいもの。今回は、日本からフランスへのおすすめのお土産をご紹介しましたが、参考にしてもらえたら嬉しいです。
執筆 YUKO
