夏のバカンスに海へ行くなど、フランス人は年齢を問わず水着になる機会が多いです。では、身だしなみの1つでもある「脱毛」はどんな風にお手入れしているのでしょうか?今回は、フランスの脱毛事情をレポートいたします。
脱毛はプロにお任せ?それともセルフケア?
プロの方にお願いするときはエステサロンが一般的です。フランス人はエステサロンを気軽に利用しているようです。本格的なレーザーなどの永久脱毛は皮膚科でやってもらいます。
また、セルフケアはスーパーで売られている脱毛商品を利用します。プロにお願いする人もいれば自分でお手入れしたり、両方とも気軽にできる感じです。
エステサロンの脱毛コースにびっくり!
脱毛はエステサロンの主力サービスとなっているようです。マッサージやフェイシャルケアの予約電話をすると、頻繁に「脱毛ですか?」と聞かれます。
脱毛コースのメニューを見てびっくりしたのが、足・脇の下・腕などの他に、ビキニライン・口の周り・足の親指・眉毛などアラカルトでお願いできるようになっていたことです。
細分化されたメニュー、そしてコースには女性用と男性用が用意されるなど、エステサロンが脱毛サービスに力を入れていることがよくわかります。
私のエステ脱毛体験は15分で終了!
私はエステの脱毛がどんな感じなのか興味があり、眉毛の脱毛をお願いしたことがあります。眉毛をきれいに整える脱毛ですが、方法はワックスでした。
温めたワックスを眉毛に塗り、次の瞬間「べリリッ、シャッ」という音と同時に軽い痛みを感じました。すごい速さで貼って、剝がすことを繰り返し終了です。
毛抜きは一切使わず、ワックスの準備時間も含めトータル15分で終わりました。鏡を見たらきれいにアーチ形に整えられていました。
眉毛ならランチ代ほどの料金なので気軽に利用できます。エステサロンでの脱毛は、勧誘などもないので気軽に通えて便利です。
セルフケアグッズもフランスらしい商品展開!
永久脱毛ではない限り、サイクルでお手入れを続けることになります。セルフケアの脱毛グッズはとっても種類豊富で、歯ブラシやカミソリ売り場の近くにかなり幅をきかせて売られています。
シェーバー、脱毛クリーム、脱毛テープ、そしてエステサロン並みのワックスを温める本格派脱毛キットも売っています。
ここで私が注目したのは、脱毛テープです。足用、口の周り用、ビキニライン用など豊富な商品展開があり、セルフケアグッズもなかなか充実している印象です。
マンゴーの香り、ピーチの香りなど香りで選べるようにもなっているものもあります。香水の国のフランスらしい商品だと感じました。
謎!ほくろのひげを脱毛しないフランス人
エステサロンの豊富な脱毛メニューやセルフケアグッズからも、フランス人が非常に脱毛に気を使う国民だという印象を持たれたのではないでしょうか。
そのようななか、私が気になるのはほくろのひげをそのままにしている人です。たまに見かける程度なので少数派だと思うのですが、女性で顔のほくろからひげが伸びているとかなりインパクトがあります。
ほくろのひげをそのままにしている理由については、はっきりしたことは不明です。フランスではほくろがチャームポイントになりうる部分なので、そこに付帯したひげも大切なのかなぁと思ったりもします。個性を大切にする国民性なので、その人それぞれのスタイルが受け入れられているのでしょうね。
まとめ
フランスの脱毛事情に興味を持たれた方、これからフランスに行く機会があるときは是非「セルフケア脱毛グッズ」のコーナーをのぞいてみてくださいね。
執筆 YUKO